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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[168]

投稿日:2014年10月26日

東海道屈指の大きな町

四国八十八ヵ所めぐり 2009年5月10日
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藤沢宿の旧東海道

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遊行寺の大銀杏

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遊行寺を参拝

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遊行寺の本堂

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戸塚宿のJR東海道線の踏切

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保土ヶ谷宿の町並み

 平塚宿を走り抜け、相模川を渡り、国道1号を行く。茅ヶ崎を過ぎ、新湘南バイパスの藤沢ICを過ぎたところで旧東海道に入り藤沢宿へ。
 藤沢は今も昔も湘南の中心地。藤沢宿は東海道の宿場町であり、遊行寺の門前町であり、さらには江ノ島や大山参詣の拠点にもなっていたので、江戸時代も東海道屈指の大きな町だった。
 時宗総本山の遊行寺を参拝。往路編でも参拝したが、あのときは桜が2、3分咲といったところだった。その桜は青々とした葉を茂らせている。境内の真ん中には樹齢660年の大銀杏。大銀杏も新緑から深緑に変ろうとしていた。
 遊行寺前からは道場坂を登り、国道1号に合流。そして戸塚宿から相模・武蔵国境の権太坂を越え、保土ヶ谷宿へ。
 保土ヶ谷宿の本陣跡前で国道1号を左折し、旧東海道で保土ヶ谷宿の町並みを走り抜けていく。そのまま旧東海道で神奈川宿へ。東神奈川駅の周辺がかつての神奈川宿の中心。神奈川宿から第1京浜の国道15号で川崎宿へ。京急川崎駅の周辺が川崎宿の中心になっている。
 川崎宿では国道15号に面した稲毛神社を参拝。境内の手洗石は享保14年(1729年)に川崎宿の本陣職を務めた田中休愚(1662年〜1729年)とその一族らによって、川崎宿の鎮守、山王社(今の稲毛神社)に奉納されたもの。田中休愚は川崎宿の発展におおいに尽くした人物だという。この稲毛神社の手洗石は、当時を知る貴重な遺産。ということで川崎市の重要歴史記念物になっている。

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神奈川宿の東神奈川駅前 このあたりは川崎宿の中心 川崎宿の稲毛神社

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