アドレス日本巡礼[183]
投稿日:2014年11月15日
是より東 尾州領
西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月15日
御嶽宿からは国道21号沿いの伏見宿と太田宿をめぐる。
伏見宿は宿場の中央を幹線の国道21号が通っているので宿場町の面影はあまり見られないが、本陣跡には「是より東 尾州領」の碑が立ち、中山道公園の「一本松公園」もある。そんな伏見宿とは対称的に、次の太田宿には宿場町の風情が色濃く残っている。
木曽川にかかる太田橋を渡って行くが、江戸時代の中山道に橋はなく、渡し舟に乗って渡った。「太田の渡し」は「碓氷峠越え」、木曽川の渓谷にかかる「木曽の桟」と並ぶ「中山道三大難所」といわれたほど。
それ以上の難所の和田峠は別格ということなのだろう。
太田宿は飛騨街道と郡上街道の分岐する交通の要衝の地。今でも国道21号と飛騨を縦貫して富山に通じる国道41号がここで交差している。
太田宿では本陣跡と造り酒屋を見たあと、脇本陣の林家を見学する。当時のままの建物が残っている。それは見事なもので、現存する脇本陣の中では中山道随一といわれている。最後に「中山道会館」の展示室を見学し、レストラン「やどりぎ」の「やどりぎランチ」を食べた。
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