アドレス日本巡礼[185]
投稿日:2014年11月18日
次々と川を渡って
西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月16日
加納宿を出発し、河渡宿、美江寺宿、赤坂宿、垂井宿と西濃の宿場をめぐっていく。
まずは河渡宿。加納宿から旧中山道を行くと、長良川を河渡橋で渡ったところが河渡宿になる。その名の通り、昔は「河渡の渡し」があった。
美江寺宿はちょっとわかりにくいが、樽見鉄道の美江寺駅の踏切を越えたあたりが宿場になる。ここには美江寺城跡や本陣跡、高札場跡、美江神社などがある。
赤坂宿は揖斐川の支流の杭瀬川を渡ったところにある。ここは杭瀬川の水運で栄えた宿場で、赤坂港跡が残っている。
垂井追分を通って古い家並みの残る垂井宿に入っていくが、垂井追分は中山道と美濃路の分岐点。この美濃路というのは中山道と東海道を結ぶ重要な街道なので、垂井追分の人の行き来は多かったという。ここには「是より 右東海道大垣道 左木曽海道たにぐみみち」と彫り刻まれた道標が立っている。木曽海道が中山道のことで、「たにぐみみち」というのは西国33番の第33番札所、華厳寺のある谷汲への街道になる。垂井宿では美濃の一宮、南宮大社を参拝した。
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