カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[208]

投稿日:2014年12月23日

花の寺

西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月18日

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吉野屋の「納豆定食」

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長谷寺に到着

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長谷寺の門前

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白装束の巡礼者

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長谷寺の仁王門

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長谷寺の登廊

 奈良・三重県境の高見峠から「峠返し」で桜井に戻ると朝食。「吉野屋」で「納豆定食」(370円)を食べた。そして「西国33番」第8番札所の長谷寺(はせでら)に向かう。

 国道165号で初瀬へ。初瀬川を渡り、駐車場にアドレスを止めると、長谷寺への道を歩いていく。道の両側には名物の草餅を売る店や土産物店、旅館などが建ち並ぶ。「とち餅」の看板を掲げた店もある。

 拝観料(500円)を払い、豪壮な造りの仁王門をくぐり、長谷寺ならではの登廊を登っていく。全部で399段。この登廊は平安時代に作られたとのことだが、現在の登廊は上段が江戸時代、中下段が明治時代に再建された。そんな登廊で白装束の巡礼者の一団とすれ違ったが、ここが「西国33番」の札所であることを実感させた。長谷寺といえば「花の寺」といわれるほどで、四季折々の花々で彩られるが、その中でも特にボタンが有名。見ごろは4月下旬から5月上旬とのことで、残念ながらボタンの季節は終わろうとしていた。

 登廊は途中で2度、折れ曲がっている。2度目の曲がり角には蔵王堂がある。登廊を登り切ったところが本堂。本堂前の舞台からは初瀬を取りまく山々を一望する。山々の緑が目にしみる。本堂を参拝。本尊は十一面観音。高さ10メートルの木造の十一面観音像(立像)を間近で拝むことができる。

 長谷寺の本堂は正堂と礼堂から成っている。ともに本瓦葺の入母屋造。木造の建築物では東大寺の大仏殿、吉野の蔵王堂に次ぐ規模の大きさだという。

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登廊から本堂へ 本堂前の舞台からの眺め 本堂を参拝

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