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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[221]

投稿日:2015年1月19日

西国三十三ヵ所の一番人気

西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月19日

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清水寺の案内

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二年坂を行く

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二年坂には古い家並み

「西国33番」第15番札所の今熊野観音の参拝を終えると、東大路を北へとアドレスを走らせ、国道1号を横切り、東山の山裾の清水寺(きよみずでら)へ。「西国33番」の中でも一番人気の清水寺は第16番の札所になる。

 二年(二寧)坂から三年坂(産寧坂)をプラプラ歩いて清水寺へ。それまでの「西国33番」札所めぐりでは見られなかった光景で、修学旅行の高校生たちが次から次へと押し寄せてくる。参道沿いには清水焼や七味唐辛子の老舗などの土産物屋が建ち並ぶ。

 300円の拝観料を払って境内へ。これだけ大勢の人を集める清水寺なので、さぞかし拝観料収入は莫大な額になることだろうと余計な計算をしてしまう。修学旅行生や一般の参拝者に交じって白装束の「西国33番」の巡礼者の姿を見たときは、ホッと救われるような気持ちになった。

 赤門と呼ばれる朱塗りの仁王門をくぐり、安産祈願の三重塔を見、「清水の舞台」で知られる本堂を参拝。寄棟造檜皮葺の本堂は嘉永10年(1633年)に再建されたものだが、平安時代の神殿造の様式そのままに再建され国宝なっている。本尊は秘仏の十一面千手観音。33年に1度、御開帳される。

 清水寺の開創は坂上田村麻呂が征夷大将軍に任じられた翌年、延暦17年(798年)のことだという。坂上田村麻呂は妻の安産を願い東山の山中に入り、僧延鎮に出会い、観音に帰依した。崖を崩し、谷を埋めて寺を建て、十一面千手観音をまつった。それが清水寺のはじまりだという。

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三年坂を行く 八ツ橋の店 清水寺の仁王門

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清水寺の三重塔 清水寺の鐘楼 清水寺の舞台から見下ろす

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清水寺の本堂 清水寺を参拝 白装束の巡礼者たち

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