カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[236]

投稿日:2015年3月4日

「キタ」と「ミナミ」

西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月20日

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大和川を渡る

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難波の交差点

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難波からの眺め

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難波の道頓堀

 和泉の一宮、大鳥大社の参拝を終えると、来た道を引き返し、梅田まで戻る。

 国道26号を今度は北上し、堺の中心街を走り抜け、大和川を渡って大阪市に入る。繰り返しになるが、旧国でいうと堺市は和泉国で大阪市は摂津国になる。

 大阪の南の中心の難波では高層ホテルの展望室に登り、大阪の市街地を見下ろした。

 難波を出発。往路では梅田から難波までは御堂筋を南下したが、御堂筋は南行のみの一方通行だ。ということで復路では四ツ橋筋を行く。御堂筋の西側の四ツ橋筋は北行のみの一方通行路。大阪では南北に走る道を「筋」といい、東西に走る道を「通」といっている。

 難波から道頓堀川を渡り、土佐堀川、堂島川を渡り、梅田へ。JR大阪駅前に出ると、「大阪市道路原標」のある梅田新道の交差点でアドレスを止めた。

 大阪の「二大繁華街」、北の梅田と南の難波の対比がおもしろい。大阪人は梅田を「キタ」と呼び、難波を「ミナミ」と呼んでいる。梅田には阪急と阪神のターミナル駅があり、難波には近鉄と南海のターミナル駅がある。梅田は「高級派」、難波は「庶民派」といったイメージだ。梅田から難波までは4キロほど。その間を結ぶのが御堂筋で、中之島や淀屋橋、船場がこの幹線道路沿いにある。

 再度、梅田新道の交差点を出発。大阪府の一宮めぐりの最後となる河内の枚岡神社を目指し、御堂筋から中央大通に入り、大阪城の南側を通り過ぎていく。一直線に生駒山地に向かって走り、国道308号で東大阪市に入る。大阪市と東大阪市の境が摂津と河内の国境だ。

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堂島川を渡って梅田へ 梅田の「大阪市道路原標」 梅田新道の交差点

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