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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[240]

投稿日:2015年3月11日

まとまりのない県

西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月21日

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梅田の「東横イン」を出発

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阪急の中津駅の脇を通っていく

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十三大橋で淀川を渡る

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中山寺近くの溜池

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阪急の中山駅

 2009年5月21日、6時前に梅田の「東横イン」を出発。スズキの125ccスクーター、アドレスV125Gに「さー、行くぞ!」とひと声かけて走り出す。

「西国33番」第24番札所の中山寺をめざし、梅田から国道176号を行く。阪急の中津駅の脇を通り、十三大橋で淀川を渡る。早朝の十三大橋はガラガラ。淀川を渡った対岸が十三駅になる。

 豊中から池田へ。池田ではダイハツの工場の前を通っていったが、地図を見ると、地名はダイハツ町になっている。わかりやすくてじつにいい。

 池田市から川西市に入った。

 池田・川西の市境が大阪・兵庫の府県境になるが、川西市から南に隣接する伊丹市、尼崎市の3市は兵庫県なのだが、大阪か兵庫か迷ってしまう。はっきりと分かれていないからだ。大阪・兵庫の府県境を越えても、旧国でいうと、摂津国のままなのがわかりにくくしている理由のひとつだと思う。

 旧国でいうと、兵庫県ほどまとまりのない県はない。兵庫県は摂津、播磨、淡路、丹波、但馬の5ヵ国から成っているが、このような県はほかにはない。それも「五畿七道」でいうと、摂津は畿内、淡路は南海道、播磨は山陽道、丹波と但馬は山陰道とバラバラなのだ。ということで、旧国から見る兵庫県というのはじつにおもしろい。

 JR福知山線の中山寺駅の近くまできたところで国道176号を右折し、阪急の中山駅前から中山寺に向かった。

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