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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[269]

投稿日:2015年5月1日

60年に一度のご開帳

西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月24日

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竹生島の門前

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船着場を見下ろす

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鳥居をくぐって宝厳寺へ

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宝厳寺の観音堂を参拝

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観音堂の内部

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宝厳寺本堂の弁天堂

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「舟廊下」を歩く

 琵琶湖に浮かぶ竹生島に上陸すると、「西国33ヵ所」第30番札所の宝厳寺(ほうごんじ)へ。店が建ち並ぶ門前を歩き、拝観料(400円)を払うと、都久夫須麻(竹生島)神社鳥居をくぐり抜けて石段を登っていく。信仰の島、竹生島では神仏混交の色彩が今でも濃く残っている。

 竹生島は琵琶湖では沖ノ島に次ぐ大きさの島だが、この島に民家は一軒もない。神社の神主や寺の住職、みやげもの店や食堂の関係者などは全員が船で島外からやってくる。

 まずは観音堂を参拝。ここが「西国33ヵ所」の札所になる。観音堂入口の唐門は日本を代表する桃山時代の遺構で国宝だ。見事な彫刻がほどこされている。本尊の千手千眼観音菩薩像は秘仏で、60年に一度、ご開帳されるのだが、何ともラッキーなことに5月1日から5月30日までがその期間。60年に一度のご開帳だというのに、特別な料金は一切、取られなかった。本尊の千手千眼観音像は全身に漆箔がほどこされた高さ180センチほどの立像で、開扉されてうすぼんやりと見える本尊に手を合わせるのだった。

 観音堂につづいて本堂の弁天堂を参拝。弁天堂には安芸の厳島、相模の江ノ島と並ぶ「日本三弁財天」のひとつ、大弁財天がまつられている。

 宝厳寺からは「舟廊下」を渡って都久夫須麻神社へ。入母屋造檜皮葺大建築の都久夫須麻神社の本殿も、桃山時代を代表する建築ということで国宝になっている。建物の内部には狩野永徳の絵天井や襖絵をはじめとする極採色の世界が広がっている。周囲がわずか2キロほどの小島の竹生島に、2件もの「国宝建築」があるのはすごいこと。北海道には1件もないし、東北に4件、関東にも4件しかないのが「国宝建築」だ。

 竹生島での参拝を終えると門前に戻り、食堂で「きつねうどん」(500円)を食べ、10時50分発の船で長浜港に戻るのだった。

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都久夫須麻神社を参拝 都久夫須麻神社の鳥居 門前に戻ってくる

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竹生島の「きつねうどん」 10時50分発の船に乗る 離れゆく竹生島

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