アドレス日本巡礼[302]
投稿日:2015年7月11日
鈴鹿峠で折り返して京へ
「湖東三山」の西明寺、金剛輪寺、百済寺の3寺をまわり終えると、国道307号を南下。鈴鹿山脈の峠越えを開始する。まずは国道421号(八風街道)に入り、石槫峠を目指す。ところが国道421号は崩落で通行止め。次に国道447号(鈴鹿スカイライン)に入り武平峠に向かったが、これまた通行止め。西国と東国の境の鈴鹿山脈は昔から越えるのが大変な難所になっているが、今の時代も大きな難所であることに変わりない。
さらに国道307号を南下し、水口で国道1号に出ると、鈴鹿峠へ。峠下の土山では東海道の宿場、土山宿を走り抜け、坂上田村麻呂をまつる田村神社を参拝。国道1号の鈴鹿トンネル入口で折り返すと、次に旧道で峠まで登る。峠の周辺は一面の茶畑。その中に人の背丈の倍以上もある大きな常夜灯が建っている。さすが東海道。これほど大きな常夜灯はそうそうあるものではない。
鈴鹿峠といえば「坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山雨がふる」でよく知られているが、鈴鹿峠をはさんで東の坂下宿は晴れ、鈴鹿峠は曇り、西の土山宿は雨、といった意味。鈴鹿峠でそれを口ずさみ、土山へと下った。
土山からは国道1号で京都へ。途中、石部の「すき家」で「ハンバーグカレー」の大盛り(560円)を食べ、京都到着は20時。四条大宮の「東横イン」に泊まった。これにて「西国33ヵ所」の札所めぐりは終了。京都から第1番札所の青岸渡寺に向かっていったシーンがなつかしく思い出されるのだった。
12日間の「京都→京都」の「西国33ヵ所めぐり」の全行程は3230キロ。
「アドレスよ、ほんとうにお疲れさま!」
アドレスは最強の「巡礼バイク」だ!
さー、京都から東京へ。中山道の復路編が始まる。東京に戻ったら「坂東33ヵ所」と「秩父34ヵ所」が待っている。「アドレス日本巡礼」の旅はまだまだつづく。