カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

V-Strom1000で行く台湾[23]

投稿日:2015年10月3日

国道最高所の峠に到着

2015年8月6日(3日目)

 標高3158メートルの合歓山山頂直下の駐車場を出発。V−ストローム1000のエンジン音を響かせ、山上道の超快適な山岳ロードを行く。さらに高度を上げ、標高3275メートルの武嶺(ウーリン)を目指す。「嶺」は「峠」を意味するので、日本風にいえば「武峠」になる。すでに3000メートルをはるかに超える高所を走っているが、V−ストローム1000はまったく高所障害を受けることもなく、いつもと変わらないエンジンの調子の良さだ。

 ついに武嶺に到達。台湾の国道の峠としては最高所の峠だ。ちなみに日本の国道の最高所峠は国道292号の渋峠。群馬・長野県境の峠で標高2172メートルだが、武嶺はそれよりも1000メートル以上も高い。日本の自動車道の最高所峠といえば川上牧丘林道の山梨・長野県境の大弛峠で標高2360メートルだが、それよりも900メートル以上高い。

 日本では1600余の峠を越え、チベットでは5000メートル級の11峠を越え、南米アンデスでは4000メートル級の23峠を越えた「峠のカソリ」、台湾の国道最高所の峠、武嶺に立って、もう嬉しくてしかたないのだ。

 武嶺の広い駐車場にズラズラッとV−ストロームを並べると、峠の碑の前で全員の記念撮影をするのだった。

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▲合歓山を出発

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▲合歓山から武嶺へ道

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▲3000メートルの山上道を行く

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▲武嶺に到達!

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▲武嶺の碑

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▲武嶺の碑の前で記念撮影

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▲武嶺からの眺め

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▲武嶺の駐車場に並べたV−ストローム

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