V-Strom1000で行く台湾[31]
投稿日:2015年10月13日
台鈴本社に無事帰還
大型台風の直撃をくらって台北は大荒れの天気。ゴーゴーとうなりを上げて強風が吹き荒れている。たたきつけるような雨が強風に舞う。台鈴本社の地下駐車場にV−ストローム1000を戻すと、日本から来たときと同じ「ホテルK(柯達大飯店)」に泊また。台鈴が用意してくれたホテルだ。
部屋に荷物を置き、シャワーを浴びてビショ濡れになったウエアや下着を着替え、台鈴の本社に戻る。李さんと若い李さん、蘇さんが待ち構えてくれていている。そして台風のさなかの夕食会になった。台鈴の重鎮の陳さんも同行してくれた。
台鈴の本社近くのレストランに入ると、さっそく「台湾ビール」で乾杯。李さんの強運さにはもう脱帽だ。日程がすこしでもズレていたら、V−ストローム・ツーリングはモロに台風の直撃を受けた。ところが台北から日月潭までは一滴の雨にも降られなかった。それどころかドピーカンの晴天の連続だった。もう信じられないような強運さだ。
「台湾ビール」を何本も空けたあとは、埔里の「紹興酒」を飲んだ。陳さんも紹興酒が大好きなのでつがれるままに飲んだが、飲むたびごとに埔里の町が目に浮かんでくるのだった。
おおいに飲みながらの夕食。まずは炒飯が出たが、これはキャベツの葉に包んで食べる。つづいて名物の小籠包。そのあと豚の挽肉料理が出たが、これは厚手の米粉の皮で包んで食べる。さらにナッツ入りの鶏肉料理、台湾風の餅、牛肉巻、台湾風のお好み焼きが出たが、もう満腹。飲みながら食べながらのみなさんとの会話はおおいにはずんだ。といってもぼくは台湾語をほとんど話せないのだが…。
何とも楽しい夕食会が終わり、みなさんはそれぞれ台風の中、家路についた。ぼくはすぐ近くの「ホテルK(柯達大飯店)」に戻ったが、わずかな距離にもかかわらず、ずぶ濡れになった。