V-Strom1000で行く日本[24]
投稿日:2015年12月1日
ひたすら我慢の国道2号
9月18日午前5時、大阪・梅田の「東横イン」を出発。ちょうど夜が明けるところだった。前日の雨、雨、雨…とはうってかわて晴天なのがありがたい。国道1号の終点の梅田の交差点に立った。ここが国道2号の起点になる。大阪の中心街も、この時間帯だと、まだ交通量はすくない。
「さー、行くぞ!」
と、V−ストローム1000にひと声、かけて走り出す。淀川を渡り、神崎川を渡って兵庫県に入る。尼崎、西宮、芦屋と通り神戸へ。大阪から35キロ、神戸の中心、三宮に到着したのは6時。ここまではスムーズに走れた。
神戸からが大変だ。渋滞の連続。明石海峡大橋の下をくぐり抜け、明石の中心街を通過。川崎重工の工場を過ぎたあたりの「すき家」で朝食。定番の「納豆定食」(300円)を食べた。明石から加古川を通って姫路へ。バイパスを使わなかったのは大失敗。神戸から60キロの姫路に着いたのは9時。3時間もかかった。姫路の中心街から南へ、国道2号の姫路バイパスに入り、太子竜野バイパスを走り相生へ。相生を過ぎると、すこしは楽に走れるようになった。国道2号はとにかく交通量が多い。ただひたすらに我慢、我慢で走るしかない。
播州平野から関西と中国の境に連なる山地に入り、まずは鯰峠を越える。つづいて兵庫・岡山の県境の船坂峠を越えて中国地方に入っていった。