アドレス日本巡礼[342]
投稿日:2016年4月24日
日本橋到着
群馬県から埼玉県に入り、神流川にかかる神流川大橋を渡った。これでゴールの東京・日本橋が見えてきた。本庄宿では往路編のときと同様に金鑚神社を参拝し、深谷宿では造り酒屋の前でアドレスを止めた。熊谷宿は国道17号で走り抜けた。鴻巣宿、桶川宿、上尾宿は旧道での宿場巡り。大宮宿では武蔵の一宮の氷川神社、浦和宿では調神社、蕨宿では和楽備神社を参拝した。そして荒川にかかる戸田橋を渡って東京都に入った。日本橋まではあともうわずかだ。
環8との交差点を過ぎ、一里塚の残る志村を過ぎるといよいよ中山道最後の板橋宿だ。宿場内の旧道は日本橋方向からの一方通行なので、いったん板橋宿を通り過ぎた入口から入っていく。平尾宿、仲宿、上宿と途切れることなくつづく宿場を通っていく。それらを総称しての板橋宿。そして地名の由来ともなった石神井川にかかる板橋を渡る。
中山道を出発する旅人の多くは日本橋からではなく、板橋宿から歩き始めたという。板橋宿で見送り、板橋宿で出迎えるというのが普通だったようだ。そのためここには茶店などが建ち並び、板橋宿は中山道では一番、賑わった宿場だった。そんな中山道の板橋宿は東海道の品川宿、甲州街道の内藤新宿、奥州街道(日光街道)の千住宿と並んで「江戸四宿」といわれた。今でも「江戸四宿めぐり」というのはじつにおもしろい。
こうして板橋宿をあとにすると、JR巣鴨駅前、東大赤門前を通り、ついに日本橋に到着。これにて中山道の復路編、終了だ。2009年6月4日19時30分のことだった。東京を出発してから23日目、5427キロを走っての日本橋到着になる。アドレスV−125Gには、「よくやったな、アドレスよ!」と声をかけるのだった。
さー、次は「日本百観音霊場巡り」の第2弾目、「坂東三十三ヵ所巡り」だ。舞台を関西から関東に移しての札所巡りが始まる。
鴻巣宿の鴻神社を参拝 | 桶川宿を行く | 上尾宿の中山道公園 |
大宮宿を行く | 氷川神社の参道 | 氷川神社を参拝 |
浦和宿を行く | 浦和宿の調神社を参拝 | 蕨宿の和楽備神社を参拝 |
荒川にかかる戸田橋 | JR板橋駅の方向から板橋宿に入る | 東京・日本橋に到着! |