アドレス日本巡礼[373]
投稿日:2016年6月18日
シンボルの武甲山
「秩父三十四ヵ所」の札所めぐりはつづく。第26番の円融寺には白装束の巡礼団のみなさんが来ていた。ここの本尊は聖観音。本堂は秩父札所の中では一番大きい。次の第27番の大渕寺から第28番の橋立堂、第29番の長泉院までは、荒川の支流、浦山川が蛇行してつくりだす渓谷の崖上にある。
第27番の大渕寺の本尊は聖観音。寺の案内板には次のように書かれている。
第28番の橋立堂の入口には秩父名物「甚太郎そば」の店がある。焼き物の狸のお出迎え。ここでは昼食を食べたばかりだったので、甚太郎そばではなくソフトクリーム(300円)を食べた。濃厚な味わいのソフトクリームだった。そのあとで橋立堂を参拝。本堂は巨大な岩壁を背にして建っている。本尊は馬頭観音。すぐ近くには観光客が多く訪れる橋立鍾乳洞がある。橋立堂のすぐ後は秩父のシンボルの武甲山だ。全山が石灰石。年間の採掘量は1千万トンを超える日本でも屈指の石灰石鉱山。長年の採掘で山の姿はすっかり変わってしまったが、この石灰岩からつくるセメントは秩父の経済を支えている。
つづいて第29番の長泉院へ。参道の入口には枝垂桜の名木がある。本堂を参拝。本尊は聖観音。「秩父三十四ヵ所」もこのあとの第30番以降の札所になると、秩父の市街地からは遠く離れた山中にポツン、ポツンと点在している。