カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

東北四端紀行[9]

投稿日:2017年2月7日

南端編 9 南端峠越え「田代山林道」

2009年9月10日~10月9日

木賊温泉の「岩風呂」に入る

木賊温泉の「岩風呂」に入る

木賊温泉「若松屋」の朝食を食べる

木賊温泉「若松屋」の朝食を食べる

唐沢林道の唐沢峠に到達

唐沢林道の唐沢峠に到達

湯ノ花温泉の共同浴場「湯端の湯」

湯ノ花温泉の共同浴場「湯端の湯」

「湯端の湯」に入る。熱い湯

「湯端の湯」に入る。熱い湯

 翌朝も起きるとすぐに、木賊温泉の岩風呂に入った。混浴の露天風呂。前日同様、体が火照ってくると、目の前を流れる西根川に入って渓流浴。これがいいのだ。体がシャキーッとする。

 湯から上がると「若松屋」の朝食を食べ、食後のコーヒー(「若松屋」では欠かせない)を飲み、ひとしきり女将さんのえみ子さんと話して出発。関東と東北を分ける帝釈山脈越えの2本目の田代山林道に向かっていく。

 木賊温泉からまずは唐沢林道で唐沢峠を越え、湯ノ花温泉へ。トンネルが建設中だが、なかなか完成しない。唐沢林道には2・6キロのダートが残っていた。

 湯ノ花温泉には全部で4ヵ所に共同浴場があるが、そのうちの「湯端の湯」(入浴料200円)に入った。熱い湯。湯から上がると、スズキのDR−Z400Sを走らせ、最奥の集落、水引へ。そこから田代山林道のダートに突入。帝釈山脈の田代山峠を目指す。

田代山林道を行く

田代山林道を行く

田代山の登山口

田代山の登山口

田代山峠からの眺め

田代山峠からの眺め

 水引の集落から11・4キロ地点が田代山の登山口。田代山は標高1926メートル。山上には「小尾瀬」といわれる田代山湿原があり、花の季節になると駐車場は満杯になるくらいの人気で、大勢の登山者がやってくる。登山口の駐車場から田代山の山頂までは2・0キロだ。

 さて田代山林道だが、福島・栃木県境の田代山峠で通行止になっていた。よくあることで、田代山林道はここ数年、ひんぱんに栃木県側が通行止になっている。田代山峠は絶景峠。峠からの風景を目に焼き付け、来た道を引き返し、湯ノ花温泉まで戻った。

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