東北四端紀行[16]
投稿日:2017年2月22日
東端編 5 遠野探訪
釜石駅前を出発し、国道45号を北へ。釜石市内の両石、鵜住居と通っていく。両石では巨大防潮堤の水門をくぐり抜けて漁港の岸壁でDR−Z400Sを停めた。それにしてもとてつもなく大きな両石の防潮堤だ。鵜住居ではJR山田線の鵜住居駅のホームに立ち、町並みを見下ろした。
釜石市から大槌町に入ると、JR山田線の大槌駅で小休止。カンコーヒーを飲みながら駅前の案内板を見る。ぼくは駅前のこの案内板が好きでよく見る。
大槌からは大槌街道で遠野まで行く。新山高原の新山牧場を過ぎると、ダート4・6キロの初神林道、ダート4・5キロの和山林道と、2本の林道を走る。そして国道340号に合流し、遠野の町中に入っていった。
JR釜石線の遠野駅にやってくると、駅前の民宿「御伽屋」の食堂で昼食にする。「かつ丼」を食べたが、うまいかつ丼だった。
遠野は四方をぐるりと山に囲まれた盆地の町。その中を猿ヶ石川が流れている。北上山地の最高峰の早池峰山(1917m)と、東の遠野小富士とも呼ばれる六角牛山(1294m)、それと西の石上山(1037m)の3山が「遠野三山」といわれている。昼食後は遠野盆地の峠を越えた。
まずは国道340号を北へ。国道沿いの「伝承園」を見学する。ここにはおしら様千体をまつる「おしら堂」がある。さきほど走ってきた大槌街道との分岐点を過ぎ、一気に山中に入ると遠野市と川井村の境の立丸峠に到達。峠からは遠野市側の山並みが見える。ここで折り返し、遠野に戻った。
次に遠野から国道340号を南下。「遠野三山」の六角牛山がよく見える。国道340号の旧道で峠へ。遠野市と住田町の境の赤羽根峠まで行き、峠上で折り返した。赤羽根峠は「義経の北行伝説」で知られている。
遠野の中心街に戻ると、釜石街道の国道283号を西に走り、角鼻展望台から遠野の町並みを一望した。国道283号からは「遠野三山」の石上山がよく見える。国道396号との分岐を過ぎたところで国道283号を左折し、小友峠を越える。峠の周辺がダート。小友峠を越えて国道107号の小友まで下った。そこでは「岩手三景」の不動岩を見る。大岩の下には巌龍神社がまつられている。ここを最後に「遠野探訪」を終え、国道107号→国道283号で遠野に戻った。