奥州街道を行く! [23]
投稿日:2017年6月4日
60代編第2部終了
スズキDR−Z400Sを走らせ大田原宿から宇都宮宿へ。この間は奥州街道をフォローするのが一番、難しい。現在の道でいうと県道48号→県道114号→県道74号→国道293号→県道125号を走らなくてはならないからだ。
大田原は那須野の交通の要地で、現在でも何本もの道がこの町に集まっている。そのうちの1本、県道48号を南へ。町を出たあたりの左手には郷土富士の富士山。奥州街道沿いの地名には富士見がある。県道48号で箒川を渡ったところが佐久山宿。そこから県道48号→県道114号→県道74号で喜連川宿へ。ここには喜連川温泉がある。
喜連川宿から次の氏家宿は国道293号で行けるが、氏家宿からがまた難しい。いったん国道4号に合流し、県道125号で右方向に入っていく。すると2キロほどで阿久津宿に到着。阿久津宿からは阿久津大橋で鬼怒川を渡り、白沢宿を通って宇都宮宿へ。旧奥州街道は宇都宮駅の駅前に出る。
宇都宮宿に到着すると、町の中心にある下野国の一宮、二荒山神社を参拝。ここから東京までは奥州街道と日光街道の重複区間になるが、旧奥州街道はほぼ現奥州街道の国道4号に沿っている。その間の栃木県内には雀の宮宿→石橋宿→小金井宿→新田宿→小山宿→間々田宿→野木宿とつづき、茨城県内には古河宿→中田宿、利根川を渡った埼玉県内には栗橋宿→幸手宿→杉戸宿→粕壁宿→大沢宿→越谷宿→草加宿、そして都内の千住宿へとつづく。
宇都宮からは国道4号を一気に南下。栃木県から茨城県、埼玉県を走り抜けて東京都に入ったところで保木間温泉「保木間の湯じゃぽん」(入浴料850円)の湯に入った。そして最後の千住宿へ。千住宿の宿場町を走り抜け、2009年10月28日17時30分、東京・日本橋に到着した。青森駅前から736キロ。これをもって「60代編日本一周」第2部の終了だ。(了)