温泉めぐり日本一周[23日目]
投稿日:2017年7月17日
温泉ひしめく箱根の湯めぐり
伊勢原発の第3弾目。8時30分に我が家を出発し、小田原厚木道路経由で箱根へ。小田原厚木道路では緊張した。ここは高速道路ではないが、大半の車は高速道路と同じような速度で走っているので、スピード違反で捕まる危険性がきわめて高い。覆面、パトカー、白バイが頻繁に走っている。そこでなるべく走行車線を走るようにし、先頭に出ないで先行車の後につくようにし、たえずバックミラーを見るようにして走り、無事に9時には箱根湯本駅前に到着した。ここから箱根の温泉めぐりがはじまった。
第1湯目は箱根湯本温泉。共同浴場の「弥坂湯」に行ったが定休日。そこで「弥坂湯」に近い日帰り湯「弘法の湯」に入った。大浴場には八角形の石の湯船。中央には石造りのハスの花があり、そこから61度の源泉が湧き出ている。そのあと露天風呂に入り、湯から上がると、大広間で讃岐うどんの「釜あげうどん」を食べた。「弘法の湯」だから「讃岐うどん」なのだろう。
第2湯目は塔ノ沢温泉。国道1号沿いの「上湯温泉大衆浴場」に入る。ここでは毎日、この湯に入っているという常連さんと一緒になった。湯につかりながらの「湯の中談義」。隣の老舗旅館「環翠楼」から分けてもらっている湯なので、ここの湯はすごくいいとその人はいう。浴室に入ってすぐの蛇口は源泉の飲用だという。さっそくコップ1杯の湯を飲んでみた。
第3湯目の大平台温泉では共同浴場の「姫之湯」に行くと「本日定休日」。そこで「日帰り温泉」の看板を掲げている温泉旅館の「弥千代」に行くと、まだ湯が溜まっていないとのことで入れなかった。その奥の温泉旅館「たきい」の湯にやっと入れた。大きな湯船。源泉は67度とのことで、湯は猛烈に熱い。入浴客はぼく一人なので湯船にガンガン水を入れた。湯から上がると、体は真っ赤になっている。「どうもありがとうございました」といって宿を出ようとすると、宿の主人はウーロン茶を1本持ってきてくれて、「疲れたときにでも飲んでください」という。そんな言葉がうれしい。
第4湯目は宮ノ下温泉の共同浴場「太閤の湯」。男湯は手前と奥の2ヵ所あるが、奥の方がいい。広くて見晴らしがきく。つづいて堂ヶ島温泉の「大和屋ホテル」と「対星館」をまわったが、入れなかった。
第5湯目は強羅温泉「ホテル文の郷」の湯。ここは大正解。入浴料は1000円ぐらいだろうと思ったが、半分の500円。湯から上がると、「文の郷」前の食堂「若葉」で昼食。「オムライス」を食べた。
第6湯目の二ノ平温泉では地元のおばちゃんおすすめの「湯処長薬」には入れなかったが、「亀の湯」に入れた。小さめの湯船だが、入浴客はぼく一人なので十分な大きさだ。
第7湯目の湯ノ花沢温泉では「湯ノ花温泉ホテル」に行った。フロントの美人女将に「入浴させてもらえますか」と聞くと、「いいですよ」といわれた。そのあとで入浴料が1625円だということがわかったが、いまさら「それではやめます」ともいえず、特例ということで入った。箱根の温泉めぐりはいままでにも何度かしているが、この湯ノ花沢温泉はまだ入ったことがなかったので、「まあいいか」という気分もあった。大浴場は無色透明の湯。露天風呂は硫黄泉の白濁湯。ともに気持ちよく入れた。入浴料が1625円だけのことはある。
国道1号で箱根峠まで行くと、「峠返し」で来た道を引き返す。
第8湯目は芦ノ湯温泉の温泉旅館「山形屋」の湯。ここのフロントには郵便ポスト型の料金箱が置いてあった。その中に入浴料金を入れて湯に入る仕組みになっていた。源泉掛け流しの湯。硫黄泉で若干のにごり湯。岩風呂の底には玉砂利が敷きつめられている。足の裏で感じる玉砂利の感触がよかった。
第9湯目は小涌谷温泉では「三河屋旅館」に行ったが入れず。そこで入浴料が1000円を超えるが「箱根ホテル小涌谷」の湯に入った。大浴場と露天風呂。ここでは外国人の姿を多く見かけた。湯につかりながら聞こえてくる外国語は英語だけではなく、フランス語、さらにはロシア語も聞こえてきた。さすが「世界の箱根」だけのことはある。
第10湯目は底倉温泉「つたや」の「そこくらの湯」。さすが箱根の名湯、全身をやわらかく包み込むような湯の感触がすごくいい。だ円形の石の湯船。洗い場も石。この石は温泉でよく使われる「伊豆青石」。やわらかくて加工しやすく、滑らず、おまけに温泉の成分によって腐食することもないという。宿のご主人と立ち話をしたが、昔はバリバリのライダーだったという。ホンダのCB750に乗っていた頃をなつかしそうに話してくれた。
第11湯目は宮城野温泉の町営「宮城野温泉会館」の湯。内風呂と露天風呂。このころになると雨が降り始め、したたり落ちる雨に濡れながら露天風呂の湯につかった。
第12湯目の仙石原温泉「一の湯」、第13湯目の大涌谷温泉「かま家」の湯に入り、箱根を離れた。乙女峠を越えて御殿場へ。御殿場からは国道246号で伊勢原へ。その途中で第14湯目、秦野市温泉の日帰り湯「丹沢湯彩ほたる」に入った。到着したのは22時20分。ここの受付は22時30分までなので、かろうじて間に合った。内風呂と露天風呂に入り、営業の終了を知らせる「蛍の光」が流れてきたところで湯から上がった。
伊勢原市の自宅に戻ったのは23時15分。まずは「自宅湯」に入り、妻が用意してくれた鍋をつつきながら一人でビールを飲むのだった。
朝湯 | 伊勢原の自宅 |
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朝食 | 伊勢原の自宅 |
8時30分 | 伊勢原を出発 |
箱根湯本駅前 | |
186湯目 | 箱根湯本温泉「弘法の湯」(1050円) |
昼食 | 箱根湯本温泉「弘法の湯」 「さぬき釜あげうどん」(600円) |
187湯目 | 塔ノ沢温泉「上湯温泉大衆浴場」(450円) |
188湯目 | 大平台温泉「たきい」(1050円) |
189湯目 | 宮ノ下温泉「太閤湯」(300円) |
堂ヶ島温泉(入れず) | |
190湯目 | 強羅温泉「ホテル文の郷」(500円) |
昼食 | 強羅温泉の食堂「若葉」 「オムライス」(780円) |
191湯目 | 二ノ平温泉「亀の湯」(550円) |
192湯目 | 湯ノ花沢温泉「湯ノ花温泉ホテル」(1625円)※特例で入った |
箱根峠(峠返し) | |
193湯目 | 芦ノ湯温泉「山形屋」(500円) |
194湯目 | 小涌谷温泉「箱根ホテル小涌谷」(1300円)※特例で入った |
195湯目 | 底倉温泉「つたや」(1050円) |
196湯目 | 宮城野温泉「宮城野温泉会館」(650円) |
197湯目 | 仙石原温泉「一の湯」(1050円) |
198湯目 | 大涌谷温泉「かま家」(750円) |
乙女峠(峠越え) | |
静岡県に入る | |
神奈川県に入る | |
199湯目 | 秦野市温泉「丹沢湯彩ほたる」(650円) |
23時15分 | 伊勢原 自宅泊まり |
本日の走行距離数 158キロ | |
本日の温泉入浴数 14湯 |
箱根湯本駅前を出発 | 箱根湯本温泉に入っていく | 箱根湯本温泉の共同浴場「弥坂湯」 |
箱根湯本温泉「弘法の湯」 | 箱根湯本温泉「弘法の湯」の玄関 | 箱根湯本温泉「弘法の湯」の「さぬき釜あげうどん」 |
大平台温泉の「美肌の滝」 | 大平台温泉の共同浴場「姫之湯」 | 宮ノ下温泉の共同浴場「太閤湯」 |
強羅温泉「ホテル文の郷」の湯 | 強羅温泉の食堂「若葉」の「オムライス」 | 二ノ平温泉「亀の湯」 |
二ノ平温泉「亀の湯」の湯船 | 二ノ平温泉「亀の湯」の湯につかる | 国道1号の箱根峠で峠返し |
芦ノ湯温泉「山形屋」 | 芦ノ湯温泉「山形屋」の湯 | 仙石原温泉「一の湯」の湯 |
秦野市温泉「丹沢湯彩ほたる」の湯 |