温泉めぐり日本一周[101日目]
投稿日:2018年5月11日
1日16湯、記録を更新!
下田温泉の国民宿舎「ニュー下田」の朝湯に入る。湯につかりながら大声を上げて歌っている人がいたが、ぼくが入るとピタッとやめてしまった。やめなくてもいいのに。湯から上がると朝食。ご飯、味噌汁、アジの干物、カマボコ、玉子焼き、切干ダイコン、和え物、漬物の朝食をいただく。
9時、下田温泉を出発。まずは南伊豆の温泉をめぐる。
第1湯目は河内温泉「金谷旅館」の湯。駐車場にスカイウェイブを停めると、すぐそばでウグイスが鳴いていた。ここは「千人風呂」で知られている。宿の看板には「日本一の総檜大浴場」と書かれている。さっそく「千人風呂」に入る。長さ15メートルの檜風呂はさすがに大きい。かなり深いので、中腰になって湯につかる。湯のやわらかさが檜の湯船によって増幅されている。
第2湯目は蓮台寺温泉「石橋旅館」の湯。ここは玄関はそれほど広くはないが、奥に細長く延びている。京都の町屋を思わせるようなウナギの寝床のような造り。なかなか趣のある湯だった。
これらの2湯に入ると下田に戻り、国道136号を行く。
第3湯目は弓ヶ浜温泉。国道との分岐を直進する。弓ヶ浜温泉の入口一帯は菜の花畑。一面、黄色く染まっていた。ここでは温泉銭湯「みなと湯」に入る。無色透明のかなり塩分の濃い湯だ。
国道136号に戻ると、第4湯目、下賀茂温泉の日帰り湯「銀の湯会館」に入る。ここも無色透明の塩分の濃い湯。露天風呂は3つあるが、そのうち岩風呂が一番、塩分が濃かった。湯から上がると、2階の休憩室で昼食。食堂はないが、電子レンジで「チン」の「カレーライス」を食べた。そのあとは「15分寝」。ここまでが南伊豆の温泉めぐりになる。
国道136号で西伊豆へ。
第5湯目は雲見温泉。ここでは国道下の海岸にある無料湯の混浴露天風呂に入った。塩分の濃い湯。目の前が駿河湾。西伊豆に入ると西風が強くなり、ゴーゴーうなりを上げて吹いている。潮が飛沫となって飛んでくる。湯につかりながら白い波頭が立つ駿河湾の海と対岸の山々を眺める。山並みがスーッと落ちる左の端が静岡県最南端の御前崎になる。
第6湯目は石部温泉。ここでも無料湯の混浴露天風呂「平六地蔵露天風呂」に入った。日曜日だというのに誰もいない。広々とした湯船を自分一人で独占。湯温はジャスト適温。そんなぼくの姿を平六地蔵が見下ろしている。
松崎からはいったん国道136号を離れ、婆娑羅峠を越える県道15号を行く。
第7湯目は松崎温泉。県道15号沿いの道の駅「花の三聖苑」内の「かじかの湯」に入る。内風呂と階上の露天の岩風呂に入る。ここも日曜日だというのにガラガラ状態。同じ伊豆半島といっても東伊豆と西伊豆ではまるで違う。平日でも大勢の観光客でにぎわうのが東伊豆、土日でもゆったり気分で温泉に入れるのが西伊豆だ。
第8湯目は大沢温泉の「大沢荘」。ここの露天風呂は混浴で有名だったが、間で仕切られ、男湯と女湯に分けられていた。そのせいでもないのだろうが、ここもやはりガラガラ。貸切湯状態で露天の湯につかった。自然を満喫できるいい湯だ。
松崎に戻ると、国道136号を北へ。
仁科川を渡り、西伊豆町の仁科へ。仁科からは仁科川沿いの県道59号を行く。
第9湯目はねぎの畑温泉。禰宜ノ畑の集落にある「やまびこ荘」の湯に入る。ここは廃校になった「大沢里小学校」の校舎を利用した温泉施設。ねぎの畑温泉の源泉は39度という温めの湯。源泉そのまんまの温めの湯に入る。これが気持ちいい。木の湯船の感触もあってじつにいい気分で長湯できる。隣は一人用の石造りの湯船で、若干、湯温の高い湯。山間の禰宜ノ畑は「温泉集落」で、全戸に温泉が給湯されているという。
仁科に戻ると、ふたたび国道136号を北へ。
第10湯目は堂ヶ島温泉。ここでは「沢田公園露天風呂」に入った。猛烈な西風が吹きつけ、潮が雨のように崖下から噴き上げて降ってくる。波頭が立つ荒れた海の堂ヶ島というのも絵になるものだ。そんな光景を湯につかりながら眺めた。
第11湯目は国道136号から海岸に下ったところにある浮島温泉の共同浴場「しおさいの湯」。木の湯船が気持ちいい。ガラス張りの浴室の外にある小さな庭園が一幅の絵になっている。ここは以前、無料湯の共同浴場だったが、「しおさいの湯」につかっているとかつての朽ちかけた湯屋が思い出されてくるのだった。
第12湯目は宇久須温泉。国道136号沿いの日帰り湯「うぐすの湯」に入る。浴室の入口には「滝の湯」。その上の階には寝湯と打たせ湯。最上階は展望風呂になっている。ひととおりの湯に入ったところで、食堂で早めの夕食。「マグロ丼定食」を食べた。外に出ると、ちょうど夕日が宇久須の海を赤々と染めて対岸の山の端に落ちるところだった。
第13湯目は土肥温泉。ここでは共同浴場の「弁天の湯」に入った。土肥温泉には何箇所かに共同浴場があるが、ここは大藪地区の共同浴場。隣接して弁天がまつられているので「弁天の湯」。以前の古びた木造の大藪共同浴場から場所を移し、新しい建物に変わっている。
土肥温泉「弁天の湯」から上がるとナイトラン。国道136号を離れ、海沿いの県道17号を行く。
第14湯目は戸田温泉。日帰り湯の「壱の湯」に入った。ここは内風呂のみで、地元のみなさんの社交場になっている。夜の7時を過ぎていたが、浴室はけっこうなにぎわい。和気あいあいの会話が飛び交っている。湯につかりながらそんな話を聞くのだった。
県道17号で伊豆半島北西端の大瀬崎をぐるりと回りこみ西浦へ。
第15湯目は湯ノ花温泉「安田屋旅館」の湯。ここは趣のある純和風の温泉旅館。琴の音色が館内を流れている。内風呂の洒落た造りの石の湯船に身をひたす。階下には露天風呂。ここを最後に今晩の宿、三島郊外の竹倉温泉「錦昌館」へ。到着は21時。すぐさま第16湯目の「宿湯」に入った。きれいな黄土色の湯につかりながらガッツポーズ。1日16湯というのは今回の「300日30000湯」の「温泉めぐり日本一周」では最多の記録だ。
朝湯 | 下田温泉の国民宿舎「ニュー下田」 |
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朝食 | 下田温泉の国民宿舎「ニュー下田」 ご飯、味噌汁、アジの干物、カマボコ、玉子焼き、切干ダイコン、和え物、漬物 |
9時 | 下田温泉の国民宿舎「ニュー下田」を出発 |
913湯目 | 河内温泉「金谷旅館」(1000円) |
914湯目 | 蓮台寺温泉「石橋旅館」(1300円)※土日料金 |
915湯目 | 弓ヶ浜温泉「みなと湯」(300円) |
916湯目 | 下賀茂温泉「銀の湯会館」(900円) |
昼食 | 下賀茂温泉「銀の湯会館」 「カレーライス」(400円) |
917湯目 | 雲見温泉「海浜露天風呂」(混浴の無料湯) |
918湯目 | 石部温泉「平六地蔵露天風呂」(混浴の無料湯) |
岩地温泉 入れず | |
919湯目 | 松崎温泉 道の駅「花の三聖苑」の「かじかの湯」(500円) |
920湯目 | 大沢温泉「大沢荘」(500円) |
921湯目 | ねぎの畑温泉「やまびこ荘」(500円) |
922湯目 | 堂ヶ島温泉「沢田公園露天風呂」(500円) |
923湯目 | 浮島温泉「しおさいの湯」(500円) |
924湯目 | 宇久須温泉「うぐすの湯」(1000円) |
夕食 | 宇久須温泉「うぐすの湯」 「マグロ丼定食」(1000円) |
八木沢温泉 入れず | |
925湯目 | 土肥温泉「弁天の湯」(500円) |
926湯目 | 戸田温泉「壱の湯」(300円) |
927湯目 | 湯ノ花温泉「安田屋旅館」(1000円) |
21時 | 竹倉温泉「錦昌館」(1泊朝食5250円) |
928湯目 | 竹倉温泉「錦昌館」 |
本日の走行距離数 185キロ | |
本日の温泉入浴数 16湯 |
夜明けの下田 | 下田温泉の国民宿舎「ニュー下田」の朝食 | 朝食のアジの干物はうまかった! |
下田温泉の国民宿舎「ニュー下田」を出発 | 河内温泉「金谷旅館」 | 「金谷旅館」の看板 |
蓮台寺温泉「石橋旅館」の湯 | 弓ヶ浜温泉「みなと湯」 | 「みなと湯」の湯 |
南伊豆の菜の花畑 | 下賀茂温泉「銀の湯会館」 | 「銀の湯会館」の「カレーライス」 |
雲見温泉「海浜露天風呂」 | 石部温泉「平六地蔵露天風呂」 | 岩地温泉 |
松崎の海 | 松崎温泉「かじかの湯」 | 大沢温泉「大沢荘」 |
「大沢荘」の露天風呂 | ねぎの畑温泉「やまびこ荘」 | 「やまびこ荘」の湯 |
堂ヶ島温泉「沢田公園露天風呂」 | 浮島温泉「しおさいの湯」 | 「しおさいの湯」の浴室 |
宇久須温泉「うぐすの湯」 | 「うぐすの湯」の「マグロ丼定食」 | これが「マグロ丼」 |