温泉めぐり日本一周[103日目]
投稿日:2018年5月16日
知多半島の温泉めぐり
吉良温泉の温泉旅館「丸十」の朝湯から上がると朝食。湯豆腐、アジの干物、シラスおろし、かまぼこ、わさび漬、のり、漬物で「3杯飯」を食べる。さらに生卵でもう1杯。赤味噌の味噌汁が「三河」を強く感じさせてくれた。
9時、「丸十」を出発。波静かな三河湾の対岸には、渥美半島のゆるやかな山並みが見える。相棒のスズキの400ccスクーター、スカイウエイブ400を走らせ、国道247号で半田へ。有料の衣浦海底トンネルを抜けて知多半島に入り、半田の中心街へ。
知多半島の温泉めぐりの開始だ。
第1湯目は半田温泉「コロナの湯」。「コロナワールド」の大ゲームセンターの奥にある。館内には琴の音色が流れ、「若者には迎合しないよ」という古風さを前面に出している。ゲームセンターと温泉のギャップがおもしろい。なんとも不思議な世界なのだが、「これが今の時代の温泉!?」と思わせるところもある。「コロナの湯」は10時オープンで「一番湯」に入った。さわやかな気分で大浴場と露天風呂の湯につかった。ほとんど無色透明の湯にはかなり濃いミネラル分の味がする。露天風呂の湯が一番濃い味だった。
半田からは国道247号で知多半島南端の師崎へ。羽豆岬を回りこむと、三河湾から伊勢湾に海が変わる。正面には独特の形をした神島が見え、その左手には渥美半島突端の伊良湖岬が見える。
第2湯目はうめの湯温泉の日帰り湯「うめの湯」。隣は大食堂&温泉旅館。入浴料を払い、脱衣所で脱いでいるときに、「あ、しまったー!」と青くなる。携帯を「コロナの湯」に置き忘れたことに気がついたのだ。「なんとドジなことを…」。すぐさま「コロナの湯」に電話すると、吉田さんという若い方がすぐに探してくれ、「ありましたよ」という。ありがたい。吉田さんには「のちほど取りにいきますので」とよ〜くお礼をいって電話を切った。
「うめの湯」は「絶景湯」。浴室からは目の前に広がる伊勢湾を眺めた。ここからの神島と伊良湖岬の眺めはとくにいい。
第3湯目は内海温泉。何軒もの温泉ホテルや温泉旅館が建ち並んでいる。ここでは日帰り湯「白砂の湯」に入った。3階の大浴場からは白砂の砂浜がつづく内海海岸を見下ろした。湯は緑色。塩分がかなり濃い。湯から上がると2階のレストランで昼食。「大アサリ定食」を食べた。三河湾名物の「大アサリ」のフライやグラタン、煮貝つきの定食だ。大アサリといっても身はしまり、味はすこしも大味ではない。まるでハマグリのようだ。
内海温泉から県道52号経由で南知多道路に入り、一気に半田へ。半田ICで降りると「コロナの湯」に直行。受付の女性から携帯を受け取った。自分のドジさを恥じるのと同時に、こうして無事に受け取ることができ、救われるような思い。吉田さんには会えず、お礼をいえなかったのがちょっぴり残念なことだった。
半田からさらに知多半島の温泉はつづく。
第4湯目は半田中央IC入口のすぐ近くにあるごんぎつねの湯温泉の日帰り湯「ごんぎつねの湯」。露天風呂は茶色の湯。かなり塩分が濃い。洞窟風呂もある。内風呂は真水。
半田からは知多半島を横断(といってもたいした距離ではないが)し、常滑へ。さんざん探した霊潮温泉は廃業湯…。
知多半島西側の国道155号を北へ。
第5湯目は玉ノ湯温泉の日帰り湯「丸屋玉ノ湯」。大浴場は白湯だが、露天風呂は天然温泉。無色透明の湯だ。ここから大府へ。
第6湯目はめぐみの湯温泉の日帰り湯「めぐみの湯」。ここも大浴場は白湯。露天風呂と五右衛門風呂が天然温泉。無色透明の塩分の濃い湯だ。
第7湯目はあいち健康の森温泉「もりの湯」。圧倒されそうな大きな建物の「あいち健康プラザ」の4階にある。眺望抜群の展望風呂。内風呂のみで塩分の濃い無色透明の湯。ここを最後に知多半島の温泉めぐりを終え、大府東海ICで知多半島道路に入った。
知多半島道路から伊勢湾岸道へ。
愛知県の弥富木曽岬ICで降りて木曽岬温泉に入り、三重県の湾岸桑名ICで降りて桑名温泉に入るつもりだったが、気がつくと愛知県から三重県に入っていた。湾岸桑名ICで降り、料金所で聞いてみると、弥富木曽岬ICは変則のICで、入口だけだという。ということで木曽岬温泉は断念した。
第8湯目は桑名温泉の日帰り湯「元気村」の湯。大浴場は湯気がモウモウとたちこめ、何も見えない。浴室の中央には歩行浴の深い浴槽があり、湯の中で歩いた。この歩行浴は相当の効果がある。湯から上がると夕食。「刺身定食」を食べた。マグロ、ハマチ、イカ、エビの刺身に赤だしの味噌汁がついていた。
夕食を食べ終わったところで宿探し。20時の宿探しだ。これが何ともうれしかった。というのは最初に電話した三重県内では最大の温泉地、湯の山温泉の「ウエルネス・イン鈴鹿路」で宿がとれたからだ。こういうときは思わず「やったね!」と声が出てしまう。
湾岸桑名ICで伊勢湾岸道に入り、東名阪で四日市ICへ。そこからは国道477号で湯の山温泉へ。
第9湯目の「ウエルネス・イン鈴鹿路」に到着したのは21時。すぐさま「宿湯」に入る。さすが名湯、やわらかな湯の感触がたまらない。若干ぬめりもある。今日は一日、塩分の濃い湯に入りつづけたので、絹のようなサラサラ感で体にまきつく湯がすごく良く感じられた。大浴場も露天風呂も自分一人。名湯を独占し、心ゆくまで楽しんだ。
朝湯 | 吉良温泉「丸十」 |
---|---|
朝食 | 吉良温泉「丸十」 ご飯、味噌汁、湯豆腐、生卵、アジの干物、シラスおろし、カマボコ、わさび漬け |
9時 | 吉良温泉「丸十」を出発 |
938湯目 | 半田温泉「コロナの湯」(600円) |
939湯目 | うめの湯温泉「うめの湯」(500円) |
940湯目 | 内海温泉「白砂の湯」(1000円) |
昼食 | 内海温泉「白砂の湯」 「大アサリ定食」(1260円) |
941湯目 | ごんぎつねの湯温泉「ごんぎつねの湯」(800円) |
霊潮温泉 廃業湯 | |
942湯目 | 玉ノ湯温泉「丸屋玉ノ湯」(750円) |
943湯目 | めぐみの湯温泉「めぐみの湯」(850円) |
944湯目 | あいち健康の森温泉「もりの湯」(600円) |
三重県に入る | |
945湯目 | 桑名温泉「元気村」(700円) |
夕食 | 桑名温泉「元気村」 「刺身定食」(1450円) |
21時 | 湯ノ山温泉「ウェルネス・イン鈴鹿路」(1泊朝食7000円) |
946湯目 | 湯ノ山温泉「ウェルネス・イン鈴鹿路」 |
本日の走行距離数 217キロ | |
本日の温泉入浴数 9湯 |
吉良温泉「丸十」の朝湯に入る | 「丸十」の朝食を食べる | 「丸十」を出発 |
波静かな三河湾。対岸には渥美半島が見える | 半田温泉「コロナの湯」 | 知多半島南端の師崎の漁港 |
知多半島から渥美半島と神島を見る | うめの湯温泉「うめの湯」 | 内海温泉「白砂の湯」 |
内海温泉「白砂の湯」の「大アサリ定食」 | ごんぎつねの湯温泉「ごんぎつねの湯」 | 霊潮温泉は廃業湯 |
めぐみの湯温泉「めぐみの湯」 | あいち健康の森温泉「もりの湯」 | 桑名温泉「元気村」 |
桑名温泉「元気村」の「刺身定食」 | 湯ノ山温泉「ウェルネス・イン鈴鹿路」 | 「ウェルネス・イン鈴鹿路」の湯に入る |