温泉めぐり日本一周[106日目]
投稿日:2018年5月25日
紀州から泉州へ
「ビジネスイン南海」の朝食、ご飯、味噌汁、焼き魚、目玉焼き、青菜のおひたし、煮物、のり、漬物といった朝食を食べると、9時に出発。
外に出ると、何度か一緒にキャンプをしたことがある「ばるたんさん」がぼくを待ち構えてくれていた。「ばるたんさん」は車の販売や修理をしているが、お客さんの出張パンク修理をすっぽかして来てくれたのだ。さぞかしお客さんは首を長くして待っていることだろう。そんな「ばるたんさん」と一緒に和歌山市内の温泉をめぐった。
第1湯目は西浜御殿の湯温泉の日帰り湯「ユ〜バス」。大浴場と露天風呂。青空のもとで入る露天風呂は気持ちよかった。湯につかりながら「ツーリング談義」に花を咲かせる。根からの旅人の「ばるたんさん」は「だんだん旅モードに入ってきましたよ」といって喜んでくれる。
第2湯目は前夜、泊まれなかった花山温泉。ここで「ばるたんさん」と別れたが、短い間に和歌山の温泉情報をいろいろと聞いた。このあとの和泉山脈の峠越えルートでの温泉めぐりも「ばるたん情報」のおかげだ。
さて日帰り湯&温泉宿の花山温泉「花山温泉」だが、湯は濃いミカン色をしている。大浴場と露天風呂の湯船は温泉の成分が層をなしてこびりつき、鍾乳石のようになっている。いかにも温泉といった風情。体の芯からあたたまる温泉だ。湯から上がると、「ばるたんさん」からの差し入れの「パワフル3000」と「男の底力」を飲んだ。
花山温泉からは国道24号を行く。紀州の「母なる流れ」、紀ノ川を渡り、和泉との国境の和泉山脈を眺めながらスズキの400ccスクーター、SKYWAVE400を快調に走らせる。
国道24号を離れ、県道62号で和泉山脈を越える。志野峠のトンネルを抜け、峠道を下ったところが第3湯目の神通温泉。県道沿いの日帰り湯「神通温泉」に入る。内風呂のみ。やわらかな湯の感触。湯から上がると昼食の「とんかつ定食」を食べた。
神通温泉から下ったところが和歌山と大阪の府県境。ここでは和泉山脈の志野峠が境ではないのだ。
和歌山・大阪の府県境からさらに下ったところが第4湯目の犬鳴山温泉。和泉山脈の犬鳴山麓の温泉だ。大阪府内では一番の温泉地。といっても、大阪にはほかにこれといった温泉地はないが…。府道62号沿いの最初の温泉宿「紀泉閣」の湯に入る。この「紀泉閣」の宿名がいいではないか。いかにも紀州と泉州の国境を感じさせてくれるし、旅心をいたく刺激してくれる。明るく広い大浴場。その中央には12角形の木の湯船。露天風呂もある。湯から上がると、犬鳴山温泉からはさらに府道62号を下り、大阪大環状の国道170号に出た。
大阪平野の温泉をめぐる前に、国道170号を使って和泉山脈の主峰、和泉葛城山麓の2湯をめぐる。
第5湯目はかいづか温泉の日帰り湯「ほのぼの湯」。小学校の廃校跡を利用した複合施設「ほの字の里」の中にある。大浴場と露天風呂。若干の色つき湯。
第6湯目は牛滝温泉「せせらぎ荘」の湯。大浴場と露天風呂。ほぼ無色透明の湯にはトロッとしたぬめりがあり、かなり濃い温泉成分の味がする。
これら和泉山脈の山中にある2湯に入ると国道170号に戻った。
ここからは大阪平野の温泉めぐりだ。
第7湯目は府道40号沿いの清龍温泉の日帰り湯「青児の湯」。大浴場と露天風呂。露天風呂が天然温泉で、草色がかった湯の色をしている。
第8湯目は府道29号沿いの虹の湯温泉の日帰り湯「虹の湯」。ここは大規模なショッピングセンターの一角にある。大浴場と露天風呂。露天風呂には岩風呂と檜風呂、それと寝湯、壷湯がある。その先の府道29号沿いには千亀利の湯温泉「スパ・リゾート リバティー」があるが、入浴料が1800円なのでパスした。
第9湯目のだんぢり温泉は道に迷い、岸和田の町中をさんざん走りまわり、やっとの思いで日帰り湯「だんぢりの湯」にたどり着いた。ここでは入浴料370円の「レギュラー」に入った。レギュラーというのは大浴場のみ。その先の湯には別料金の「ロイヤル」のキーがないとはいれない。湯気もうもうのレギュラー湯から上がると、「スペシャル定食」の夕食。なにがスペシャルなのか興味津々だったが、出てきたのは刺身&天ぷらの定食。きっと「刺身定食」と「天ぷら定食」を合わせての「スペシャル定食」ということなのだろう。それがわかって胸のつかえがとれた。
第10湯目はJR阪和線信太山駅前の弥生の里温泉の日帰り湯「弥生の里温泉」。大浴場と露天風呂。内風呂の木の湯船には気持ちよくつかった。
信州では「縄文温泉」に入った。大阪では「弥生温泉」に入った。このあとどこで「古墳温泉」に入れるのだろうか、などと考えた。
第11湯目は堺利休の湯温泉の日帰り湯「ユ〜バス」。ここでは入浴料が700円の「ロイヤル」に入った。一般用の大浴場の奥には、キーを差し込んで入るいくつかの湯船がある。最後はトキワ温泉。温泉銭湯の「トキワ温泉」をさんざん探しまわったが、なかなか見つけられない。そのすぐ近くまで行って、やっと「廃業湯」だということがわかった…。
どうしても温泉宿に泊まろうと、22時の宿探し。しぶとくねばったかいがあって、「スーパーホテルCITY大阪」に宿がとれた。ここはなにわ温泉。大阪の中心街に乗り込んでいく。土佐堀の「スーパーホテルCITY大阪」に到着したのは23時。すぐさま第12湯目、地下1階の「宿湯」に入った。茶色い湯。この時間でも、大浴場はワサワサと混んでいた。
朝食 | 「ビジネスイン南海」 ご飯、味噌汁、焼き魚、目玉焼き、青菜のおひたし、煮物、のり、漬物 |
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9時 | 「ビジネスイン南海」を出発 |
「ばるたんさん」との出会い | |
967湯目 | 西浜御殿の湯温泉「ユ〜パス」(780円) |
968湯目 | 花山温泉「花山温泉」(1000円) |
「ばるたんさん」との別れ | |
「幸乃湯」 人工温泉なのでパス | |
志野峠 峠越え | |
969湯目 | 神通温泉「神通温泉」(1000円)※食事とのセット券 |
昼食 | 神通温泉「神通温泉」 「トンカツ定食」 |
大阪府に入る | |
970湯目 | 犬鳴山温泉「紀泉閣」(1000円) |
971湯目 | かいづか温泉「ほの字の里 ほのぼの湯」(600円) |
972湯目 | 牛滝温泉「いよさかの郷」(750円) |
973湯目 | 清龍温泉「清児の湯」(600円) |
974湯目 | 虹の湯温泉「虹の湯」(600円) |
千亀利温泉 入浴料が1890円なのでパス | |
975湯目 | だんぢり温泉「だんぢり湯」(370円) |
夕食 | だんぢり温泉「だんぢり湯」 「スペシャル定食」 |
976湯目 | 弥生の里温泉「弥生の里温泉」(600円) |
977湯目 | 堺利休の湯温泉「ユ〜パス」(700円) |
トキワ温泉 廃業湯 | |
23時 | なにわ温泉「スパーホテルcity大阪」(1泊朝食6280円) |
978湯目 | なにわ温泉「スパーホテルcity大阪」 |
本日の走行距離数 151キロ | |
本日の温泉入浴数 12湯 |
「ビジネスイン南海」の朝食 | 「ばるたんさん」との出会い | 「ばるたんさん」からの差し入れ |
西浜御殿の湯温泉「ユ〜パス」 | 花山温泉「花山温泉」 | 「花山温泉」の湯 |
「花山温泉」の湯船 | 「花山温泉」の湯につかる | 神通温泉「神通温泉」 |
「神通温泉」の湯 | 「神通温泉」の「トンカツ定食」 | 犬鳴山温泉「紀泉閣」 |
「紀泉閣」の湯 | かいづか温泉「ほの字の里 ほのぼの湯」 | 牛滝温泉「いよさかの郷」 |
「いよさかの郷」の湯 | 清龍温泉「清児の湯」 | 虹の湯温泉「虹の湯」 |
だんぢり温泉「だんぢり湯」 | 「だんぢり湯」の「スペシャル定食」 | 弥生の里温泉「弥生の里温泉」 |
今晩の宿、なにわ温泉「スパーホテルcity大阪」に到着 |