温泉めぐり日本一周［139日目］

投稿日：2018年9月3日

ここでヤラレた

九州編　10日目（2007年4月29日）

　三瓶温泉「さひめ野」の朝湯に入る。大浴場と露天風呂。快晴の青空の下で入る露天風呂は最高の気持ちよさ。湯から上がると焼き魚、玉子焼き、サラダなど全部で9品の朝食を食べ、9時30分に出発。

　石見の温泉めぐりはつづく。

　第1湯目は湯谷温泉「弥山荘」の湯。大浴場の内風呂のみ。広々とした明るい浴室。大きな湯船の無色透明無味無臭の湯にどっぷりつかる。湯から上がると、館内の「文化交流室」の「シルクロード展」を見学した。

　湯谷温泉からは国道261号を行く。ここでヤラレた。25キロオーバーのスピード違反で捕まった。3点は痛い。罰金は15000円。

　次の断魚渓温泉は廃業湯だった。

　第2湯目のいわみ温泉「霧の湯」は大浴場と露天風呂。露天風呂には3つの湯船。ここも無色透明の湯。

　第3湯目荒磯温泉「荒磯館」の湯。大浴場と露天風呂。目の前には海が広がる。露天風呂の湯につかりながら見る日本海の夕日は、それはすばらしいという。ぜひともまた来よう。湯から上がると昼食。「イカ丼」を食べた。

　島根県西部の益田からは国道9号→国道187号で第4湯目の柿木温泉へ。

　柿木温泉の日帰り湯「はとの湯荘」の湯はきれいな黄金色。湯の色のきれいさでいったら、柿木温泉は日本でも一、二を争うような温泉だ。石造りの湯船は温泉の成分が層を成して付着し、まるで鍾乳洞の鍾乳石のよう。表面は滑らかで、その肌ざわりがまたいいのだ。地元の年配の人と「湯の中談義」。この湯に入ると、夜はぐっすり眠れるという。約束された快眠のために、毎日、この湯に入りに来るという。柿木温泉は別名「弘法の湯」。古くからの「湯治場」として知られていた。

　第5湯目は木部谷温泉「松乃湯」。柿木温泉に似た湯の色。色では柿木温泉に負けるが、湯の味ははるかに濃い。湯から上がると、裏手の山に登る。そこが源泉。しばらく待つと、勢いよく湯が噴き上がる。ここは10分間隔の間歇泉。その湯を宿内に引いている。

　国道9号に戻ると、島根・山口県境の野坂峠に向かっていく。その途中で第6湯目の津和野温泉「なごみの里」の湯に入った。大浴場と露天風呂。ワサワサと混み合っていた。ここが島根県最後の温泉になる。

　野坂峠の短いトンネルを抜け、山口県に入った。

　第7湯目は野坂峠にある願成就温泉「遊湯館」の湯。大浴場と露天風呂。ここも津和野温泉「なごみの里」に負けず劣らず混み合っていた。湯から上がると、しばらくは空を飛びかうツバメを見ていた。願成就温泉「遊湯館」には、いくつもの巣をつくっている。

　第8湯目は柚木慈生温泉。小さな湯船で湯は濁り湯。かなり濃い味がする。「初めての人は10分以上は入らないで下さい」と書かれた注意書きが貼られている。

　第9湯目は石船温泉「憩の家」の湯。内風呂と露天風呂。若干の色つき湯。湯から上がると夕食の「どうでい定食」を食べた。春巻、サラダ、うどん付き。

　20時に石船温泉を出発し、20時50分、山口県の県都山口に到着。湯田温泉「富士の家」に泊まった。ここは温泉ビジネスホテル。温泉ビジネスホテルというのは日本各地にあるが、その中でもきわめて温泉のレベルが高い。広々とした大浴場にはゆったりつかれる。湯量も豊富。源泉は64度の高温湯。こうして入る「宿湯」というのはまた格別なもので、熱めの湯にのぼせるくらいに長湯した。湯から上がるともうフラフラ…。湯上りのカンビールがメチャウマだった。

本日のデータ　料金等は当時のものです
朝湯	三瓶温泉「さひめ野」
朝食	三瓶温泉「さひめ野」　ご飯、味噌汁、焼き魚、玉子焼き、サラダなど9品
9時30分	三瓶温泉「さひめ野」を出発
1300湯目	湯谷温泉「弥山荘」（500円）
	スピード違反　25キロオーバー　3点　罰金15000円
	断魚渓温泉（廃業湯）
1301湯目	いわみ温泉「霧の湯」（600円）
1302湯目	荒磯温泉「荒磯館」（600円）
昼食	荒磯温泉「荒磯館」　イカ丼（1050円）
1303湯目	柿木温泉「はとの湯荘」（400円）
1304湯目	木部谷温泉「松乃湯」（350円）
1305湯目	津和野温泉「なごみの里」（500円）
	野坂峠（峠越え）
	山口県に入る
1306湯目	願成就温泉「遊湯館」（500円）
1307湯目	柚木慈生温泉「柚木慈生温泉」（500円）
1308湯目	石船温泉「憩の家」（600円）
夕食	石船温泉「憩の家」　どうでい定食（1100円）
20時50分	湯田温泉「富士の家」（1泊朝食6600円）
1309湯目	湯田温泉「富士の家」
本日の走行距離数　318キロ
本日の温泉入浴数　10湯