温泉めぐり日本一周[144日目]
投稿日:2018年9月20日
雨の島原半島を一周
諫早のビジネスホテル「諫早第一ホテル」のご飯、味噌汁、焼魚、生卵、海苔、ほうれん草のおひたし、漬物の朝食を食べ、9時30分に出発。
降りしきる雨の中、国道57号を南下し、島原半島に入っていく。
第1湯目は小浜温泉の共同浴場「浜の湯」。「あつめの湯」と「ぬるめの湯」、2つの湯船があるが、「ぬるめの湯」でちょうどいい湯加減。「あつめの湯」は「アチチチチ」と声が出てしまうほど。
小浜温泉で島原半島の海岸を離れ、国道57号で雲仙に向かっていく。雨はいよいよ激しさを増す。
第2湯目は雲仙温泉「雲仙よか湯」。プーンと鼻をつく硫黄のにおい。にごり湯でかなり強い金属質の味がする。内風呂と露天風呂。浴室には「温泉の湯気を吸おう!」の貼紙。この湯気の「吸引効果」はきわめて大きいとのことで、慢性の気管支炎などにはとくに良く効くという。雲仙岳の山々に囲まれた雲仙温泉は標高700メートルの高原の温泉。古湯、新湯、雲仙地獄、小地獄に分かれているが、それらを合わせて「雲仙温泉」にした。
雲仙温泉から小浜温泉に戻ると、国道251号で島原半島の海岸線を南下する。
第3湯目は島原半島最南端の瀬詰崎の入口にある口之津温泉。「保養センターくちのつ」の湯に入る。大浴場と露天風呂。ここは白浜海水浴場を目の前にする温泉。松林越しに島原半島南端の海を見る。湯から上がると食堂で昼食。「具雑煮定食」を食べた。島原地方の郷土料理の「具雑煮」はその名の通り、野菜類や鶏肉、かまぼこ、ちくわなど具のどっさり入った雑煮だ。定食にはそれに刺身と切干し大根がついていた。
「島原半島一周」ルートの国道251号を行く。対岸の天草へのフェリーが出る口之津港を過ぎると、今度は島原半島の東海岸を北上していく。
第4湯目は原城温泉「真砂」の湯。目の前の島原の海を見ながら、大浴場の湯につかる。左手には島原半島の海岸線、右手には天草の島々が見える。天草はひとつづきになって見えている。
第5湯目は須川温泉「須川観光ホテル」の湯。源泉は40度。アルカリ泉の温泉だ。
第6湯目は布津温泉「湯楽里」の湯。大浴場からは島原の海を見下ろす。左手の雲仙の山々は厚い雲の中だった。
第7湯目は島原温泉「島原観光ホテル小涌園」の湯。大浴場と海辺の露天風呂。サイダー泉の小さな湯船もある。湯から上がると、島原駅前の「姫松屋」で島原名物の「かんざらし」を食べた。上品な甘味が口の中に残る。
第8湯目は有明温泉「美人の湯」。アルカリ性の美人湯で、湯は有色透明。
第9湯目は有玉温泉「マルマサ」の湯。大浴場の内風呂のみ。ここも若干の色つき湯。島原鉄道有明駅の駅前温泉だ。
第10湯目はみずほ温泉の日帰り湯「千年の湯」。18時時以降は割引料金になるので、大浴場と露天風呂はともに混みあっていた。脱衣所も大混雑。湯から上がると休憩室(ここはすいていた)で「宿探し」。諫早から国道207号で佐賀県に入るつもりにしていたので、佐賀県内の温泉宿に電話したが、前日とまったく同じ状況で、どこも「満員。またしても「連休」の厚い壁に泣く…。
「千年の湯」から出ると、玄関前の温泉建設の碑を見た。施工年度は平成10年度から平成12年度。総事業費は4億6437万円。そこには、瑞穂町長から町議会長、町議会議員らの名前が彫り刻まれている。町の温泉にかけた情熱が伝わってくるような気もするが、そんな瑞穂町も今では雲仙市になっている。
バサバサ激しく降る雨をついてバンディットを走らせ諫早へ。その途中、国道沿いの食堂で夕食。「ちゃんぽん」を食べた。具だくさん。一番上にポトンと生卵を落とす。家庭風味の「ちゃんぽん」だった。
諫早到着は21時30分。ビジネスホテル「諫早第一ホテル」に連泊だ。「諫早→諫早」の「島原半島一周」は最後まで雨だった…。
朝食 | 諫早のビジネスホテル「諫早第一ホテル」 ご飯、味噌汁、焼魚、生卵、海苔、ほうれん草のおひたし、漬物 |
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9時30分 | 諫早のビジネスホテル「諫早第一ホテル」を出発 |
1352湯目 | 小浜温泉「浜の湯」(150円) |
1353湯目 | 雲仙温泉「雲仙よか湯」(400円) |
1354湯目 | 口之津温泉「保養センターくちのつ」(500円) |
昼食 | 口之津温泉「保養センターくちのつ」 具雑煮定食(1300円) |
1355湯目 | 原城温泉「真砂」(500円) |
1356湯目 | 須川温泉「須川観光ホテル」(200円) |
1357湯目 | 布津温泉「湯楽里」(500円) |
1358湯目 | 島原温泉「島原観光ホテル小涌園」(840円) |
1359湯目 | 有明温泉「美人の湯」(500円) |
1360湯目 | 有玉温泉「マルマサ」(500円) |
1361湯目 | みずほ温泉「千年の湯」(300円) |
夕食 | 国道251号沿いの食堂 チャンポン(550円) |
21時30分 | 諫早 「諫早第一ホテル」(1泊朝食4200円) |
本日の走行距離数 174キロ | |
本日の温泉入浴数 10湯 |
諫早のビジネスホテル「諫早第一ホテル」の朝食 | 小浜温泉「浜の湯」 | 雨の雲仙へ |
雲仙温泉「雲仙よか湯」 | 口之津温泉「保養センターくちのつ」 | 「保養センターくちのつ」の「具雑煮定食」 |
これが「具雑煮」 | 須川温泉「須川観光ホテル」 | 「須川観光ホテル」の湯 |
布津温泉「湯楽里」 | 島原温泉「島原観光ホテル小涌園」 | 島原名物の「かんざらし」 |
有明温泉「美人の湯」 | 有玉温泉「マルマサ」 | みずほ温泉「千年の湯」前の温泉建設碑 |
夕食の「チャンポン」 |