カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

温泉めぐり日本一周[251日目]

投稿日:2019年12月23日

「オバラッチ」と仲間たち!

北海道編 27日目(2007年9月16日)

 天人峡温泉「天人閣」の朝湯に入る。ホリゴメさんと大浴場と露天風呂の湯にどっぷりつかり、湯の中で旅談義に弾む。湯から上がるとバイキングの朝食。肉ジャガ、切り干しダイコン、ヒジキ、タラコ、玉子焼き、塩ジャケ、ハム、ソーセージ、豆腐、サラダ、生卵、納豆、白菜の漬物…と、次々に取っていく。ここぞとばかりに食べる、食べる。ご飯も最初は朝粥で、そのあと三杯飯を食べた。

 朝食を食べ終わると、「さー、今日も、雨に負けずにいこう!」と、ロビーで「ホリゴメさん」と励ましあった。

 そのとき、「カソリさん!」と、声をかけられた。

「さかぽんさん」と「yokoさん」の2人。今回は車でまわっているとのことだが、2人はライダー。「さかぽんさん」の故郷は桜島。あの「古里観光ホテル」の近くが実家だということもあって、2人としばしの「温泉談義」。

 さて、出発だ。

「天人閣」の近くには北海道でも一、二の名瀑、羽衣の滝がある。それを見に行こうとしたら、昨日の大雨で遊歩道は通行止め。我々は出鼻をくじかれた。

 降りしきる雨の中を走り出す。ホリゴメさんのバイクはヤマハのFZ750。雨、霧のダブルパンチでガタガタ震えながら旭岳温泉へ。ここでは「こまくさ荘」、「湧駒荘」、「ラピスタ大雪山」、「白樺荘」、「白雲荘」、「大雪山荘」…と、かたっぱしから温泉宿に行き、入浴を頼んだが、時間が早いこともあって、どこにも入れなかった。残念…。ということで旭岳から十勝岳へ。

 ところで大雪山だが、おおざっぱにいうと北の旭岳を中心とする北大雪と南の十勝岳を中心とする南大雪から成っている。この一大山塊の総称が大雪山で、大雪山という山はない。

 ということで、第1湯目は白金温泉。美瑛から十勝岳に向かったところにある白金温泉になった。ここでは最初に「ホテルパークヒルズ」に行ったが、入浴料が上限の1000円を超えるのでパス。次の「白金温泉ホテル」の湯に入った。大浴場と露天風呂。ともににごり湯。気持ちのいい湯だった。

「白金温泉ホテル」の湯から上がると、「あっ!」と驚くようなサプライズが待っていた。カメラマンの「オバラッチ」こと小原さんと、何人ものみなさんが待ち構えていたのだ。まずはみなさんたちとの記念撮影。

「くまさん」&「りんちゃん」の新婚カップル、「kyokoさん」、「マリオさん」&5歳の息子の「コウちゃん」、「みかさん」&「少年」。この中の何人かは「宴会組」の面々だ。「宴会組」というのは、80年代の後半、北海道にひかれ、北海道を旅してまわった旅人集団。今でもこうして集まっているのがすごい。

「オバラッチ」からはさらに、旭川の「ミワ姉」からのあずかりものを手渡された。それは還暦の「還」と「300日3000湯」、「TETUJIN KASORI」の入ったオリジナルTシャツ。それとやはり「還」の入ったオリジナル手ぬぐい。「オバラッチ」からの伝言では「カソリさんと会ったら熱〜い抱擁をかわしましょう!」とのこと。ぼくは「オバラッチ」に「ぜひとも!」と伝えておいた。

 白金温泉に来てくれたみなさんは、手に手に様々な書き込みをしたダンボール片を持っている。「welcomeカソリ」とか「熱烈歓迎!」とか「賀曽利 GOGO!」などなど。

 みなさんと別れたあとは、「カブタン指令第5号」のポイント、白金温泉の白い橋に行く。その橋からは目がクラクラするほどの深い谷を見下ろすが、その谷に、「白ひげの滝」が幾筋もの流れになって流れ落ちていた。

 第2湯目は十勝岳中腹の吹上温泉。「白銀荘」の湯に入った。冷たい雨に濡れっぱなしなので温泉のありがたさが身にしみる。大浴場と露天風呂はともに無色透明の湯。

 第3湯目は十勝岳温泉「凌雲閣」の湯。吹上温泉からさらに登った標高1280メートル地点にある北海道最高所の温泉。大浴場と露天風呂はともに黄土色した湯。露天風呂の湯につかりながら、目の前にそびえたっているはずのカミホロカメトック山に目をやる。だがぶ厚い雨雲に隠れ、その片鱗さえも見えなかった。湯から上がると昼食の「山菜うどん」を食べた。

 十勝岳を下っていく。

 第4湯目は翁温泉「かみふらの」の湯。大浴場と露天風呂はつながっている。無味無臭の濁り湯で、黄緑色をしている。翁温泉を出るころになって、やっと雨は上がり、青空も見えてきた。。

 第5湯目はフラヌイ温泉「フラヌイ温泉」の湯。ここは大浴場の内風呂のみ。源泉は34・2度で源泉風呂もある。熱い湯に入ったあとで源泉風呂に入ると気持ちいい。有味有臭の湯で、鉄分の味とにおいがする。

 国道237号に出た。

 第6湯目は中富良野温泉「ふらのラテール」の「万華乃湯」。国道沿いの大規模な温泉施設だ。大浴場と露天風呂。大浴場には大風呂のほかに洞窟風呂と檜風呂がある。露天風呂からは十勝岳連峰を一望する。ここには何年か前に来たことがる。そのときはパチンコ屋の駐車場の一角にあるプレハブの湯屋だった。「おー、こんなところに…」という思いで湯につかったものだ。勢いよく流れ出る湯。膨大な湯量で湯の質もよかった。当時は地元の人ぐらいしか知らなかった温泉が、今では大温泉施設になっている。

 第7湯目は富良野に近い島の下温泉「ハイランドふらの」の湯。大浴場、露天風呂ともに混みあっていた。無色透明の湯。源泉は9.6度という冷泉だ。湯から上がると食堂で夕食。「オリジナルカレー」を食べた。ここで、「ホリゴメさん」と別れる。ホリゴメさんは滝川から留萌へ。「もう少し北海道をまわって仙台に帰りますよ」という。

 カソリは富良野から国道38号で樹海峠、狩勝峠と越えて十勝へ。

 第8湯目は狩勝峠下の新得温泉「新得温泉ホテル」の湯。泊まったことのある温泉宿なので懐かしい。ここは大浴場の内風呂のみ。薄茶色の湯にどっぷりつかった。

 21時30分、今晩の宿、くったり温泉の「レイク・イン」に到着。第9湯目の宿湯に入り、湯から上がるとバタンキューで、あっというまに深い眠りに落ちていった。

本日のデータ 料金等は当時のものです
朝湯 天人峡温泉「天人閣」
朝食 天人峡温泉「天人閣」 バイキング
9時30分 天人峡温泉「天人閣」を出発
出会い さかぽん、yokoさん
旭岳温泉(時間外)
2622湯目 白金温泉「白金温泉ホテル」(800円)
出会い オバラッチと「宴会組」等のみなさん
2623湯目 吹上温泉「白銀荘」(600円)
2624湯目 十勝岳温泉「凌雲閣」(800円)
昼食 十勝岳温泉「凌雲閣」山菜うどん(600円)
2625湯目 翁温泉「バーデンかみふらの」(500円)
2626湯目 フラヌイ温泉「フラヌイ温泉」(600円)
2627湯目 中富良野温泉「ふらのラテール」(980円)
2628湯目 島の下温泉「ハイランドふらの」(500円)
夕食 島の下温泉「ハイランドふらの」オリジナルカレー(500円)
樹海峠(峠越え)
狩勝峠(峠越え)
2629湯目 新得温泉「新得温泉ホテル」(300円)
21時30分 くったり温泉「レイク・イン」(1泊朝食7500円)
2630湯目 くったり温泉「レイク・イン」
本日の走行距離数 261キロ
本日の温泉入浴数 9湯

天人峡温泉「天人閣」の朝湯に入る「天人閣」の朝食「天人閣」を出発

天人峡温泉「天人閣」の朝湯に入る 「天人閣」の朝食 「天人閣」を出発

白金温泉「白金温泉ホテル」前でのみなさんとの出会い白金温泉の「白ひげの滝」吹上温泉「白銀荘」

白金温泉「白金温泉ホテル」前でのみなさんとの出会い 白金温泉の「白ひげの滝」 吹上温泉「白銀荘」

十勝岳温泉「凌雲閣」の「山菜うどん」フラヌイ温泉「フラヌイ温泉」中富良野温泉「ふらのラテール」

十勝岳温泉「凌雲閣」の「山菜うどん」 フラヌイ温泉「フラヌイ温泉」 中富良野温泉「ふらのラテール」

島の下温泉「ハイランドふらの」の「オリジナルカレー」

島の下温泉「ハイランドふらの」の「オリジナルカレー」    

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