温泉めぐり日本一周[291日目]
投稿日:2020年4月25日
エンジン全開で東京へ
秋和温泉「秋和鉱泉旅館」の朝湯に入る。湯から上がると朝食。塩ジャケ、キノコの卵とじ、酢の物、漬物…でいつもの「三杯飯」。具だくさんの味噌汁がおいしい。これぞ信州の味!
宿を出発するときは、「カソリさん、気をつけてくださいね」と、女将さんにはやさしい言葉をかけられ、さらに「リンゴ」と「ラフランス」までいただいた。
第1湯目の岳の湯温泉へ。その途中では、昨日、一緒に温泉をめぐった「よかさん」の家に寄っていく。上田に近い「よか家」前の自販機でカンコーヒーを飲む約束をしていたからだ。その自販機に到着すると、「よかさん」と「溶接屋さん」が待ち構えていた。2人も一緒に岳の湯温泉に行くという。「よかさん」の車が先頭で、つづいてカソリのスズキDR−Z400SM、「溶接屋さん」のスズキGRガンマがつづく。「溶接屋さん」は伝説の名車を時間をかけて復活させた。2サイクルエンジンのサウンドがたまらない。
岳の湯温泉の一軒宿「雲渓荘」には10時過ぎに到着。ここの日帰り湯は10時から。ドンピシャのタイミングで着いた。男湯の方は貸切湯同然でほかに入浴客もいない。無色透明の湯にどっぷりつかりながら、「溶接屋さん」との「湯の中談義」を楽しんだ。浴室からはきれいな紅葉が眺められた。「紅葉狩り」の湯はたまらない。湯から上がると、「よかさん」、「溶接屋さん」とグレープフルーツジュースで乾杯。ロビーのソファーに座りながらの話は尽きない。
「溶接屋さん」は岳の湯温泉から帰っていった。
「よかさん」とは国道152号沿いのコンビニまで一緒に行き、そこで「また、いつか、お会いしましょうね」といって別れるはずだった。だが別れがたくて、よかさんの「近くにおいしいラーメン屋さんがあるのよ」の一言で、「かじかや」で昼食。手打ちの幅広麺の「中華そば」をよかさんにご馳走になった。
よかさんと別れ、国道152号で大門峠に向かっていくと、激しい雨になった。
あっというまの出来事で、道路が冠水するほどの降り方だ。
大門峠を越える。
冬の温泉めぐりではツルンツルンのアイスバーンに泣かされた大門峠だが、今回は大雨…。
大門峠を下ったところで第2湯目の唐沢温泉「唐沢鉱泉旅館」の湯に入る。木の湯船の無色透明の湯につかった。
つづいて第3湯目の原村八ヶ岳温泉「もみの湯」に入る。大浴場と露天風呂。茶色がかった半透明の湯には温泉の味がする。
長野県から山梨県に入ると、南アルプス山中の3湯を目指した。
雨はさらに激しくなっている。豪雨といっていい。
すでに日は暮れ、雨中の林道ナイトラン。路面のいたるところに大きな水溜まりができている。バシャー、バシャーと盛大な水しぶきをあげながら突き進んでいく。
あやうく路肩を踏みはずしそうになり、あわや谷底に転落…という危機もあった。
第4湯目は御座石温泉。一軒宿の「御座石鉱泉旅館」に到着したのは18時30分。すでに玄関の明かりは消えていたが、無理いって入らせてもらった。内風呂のみ。若干のにごり湯。湯につかったときのうれしっさといったらない。豪雨の林道ナイトランに打ち勝ったような気分。湯から上がると、女将さんはわざわざ外に出て、
「気をつけて帰ってくださいね」
といって見送ってくれた。
第5湯目は青木温泉。一軒宿の「青木鉱泉旅館」に着くと、やはり電気は消えていた。「ゴメンクダサ〜イ!」
大声を張り上げると電気をつけてくれ、入浴もさせてくれた。無理して来た甲斐があったというもの。内風呂の無色透明の湯につかった。
第6湯目は大藪温泉。湯元の「鈴木旅館」に着いたのは21時。ここでは電気はついていたが、玄関が閉まっていた。またまた大声を張り上げ、「ゴメンクダサイ!」を連発する。番犬がワンワン、火のついたように吠えまくっている。しばらくして出てきた女将さんに、「こんな時間で…、ほんとうに申し訳ないのですが…」と謝って入浴を頼むと、快く入れさせてくれた。ありがたい。大浴場の無色透明の湯。これで南アルプス山中の3鉱泉の湯に入ることができた。
大藪温泉を出発したのは21時30分。
国道20号に出ると、韮崎ICで中央高速に入り、双葉SAで夕食のナン&チキンカレーを食べた。
双葉SAからはDRのエンジン全開で東京へ。
雨より怖いのはツルツルタイヤだ。車線を変えるたびにツルッと滑り、ヒヤヒヤした。
都内に入ると、首都高→湾岸→東関道→京葉道路と高速道をひた走り、貝塚ICで高速を降りたのは午前1時。屋根をみつけると、その下で「午前1時の宿探し」。
千葉駅前の「東横イン」に電話すると満室。この時間だから当然か…。だが、ありがたいことに、「千葉みなと駅前」にもあるという。すぐさま電話すると部屋がとれた。「午前1時の宿探し」、成功!
「東横イン・千葉みなと駅前」に到着したのは1時40分。ここまで来れば、「3000湯の夕べ」のイベントが行なわれる勝浦温泉までそれほど遠くはない。
「東横イン」の温泉ではない湯に入り、湯から上がると「溶接屋さん」が差し入れしてくれた「千曲錦」を飲んだ。瓶にはマジックで「祝!3000湯」と書かれてあった。
朝湯 | 秋和温泉「秋和鉱泉」 |
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朝食 | 秋和温泉「秋和鉱泉」 |
9時30分 | 秋和温泉「秋和鉱泉」を出発 |
出会い よかさん、溶接屋さん | |
3042湯目 | 岳の湯温泉「雲渓荘」(400円) |
昼食 | 「かじかや」中華そば(550円) |
大門峠(峠越え) | |
3043湯目 | 唐沢温泉「唐沢鉱泉旅館」(700円) |
3044湯目 | 原村八ヶ岳温泉「もみの湯」(500円) |
3045湯目 | 御座石温泉「御座石鉱泉旅館」(1260円) |
3046湯目 | 青木温泉「青木鉱泉旅館」(1000円) |
3047湯目 | 大藪温泉「湯元 鈴木旅館」(710円) |
夕食 | 中央道の双葉SA ナン&チキンカレー(700円) |
1時40分 | 千葉「東横イン 千葉みなと駅前」(1泊朝食6090円) |
本日の走行距離数 480キロ | |
本日の温泉入浴数 6湯 |
秋和温泉「秋和鉱泉」の朝湯に入る | 「秋和鉱泉」の朝食 | よかさん、溶接屋さんとの出会い |
岳の湯温泉「雲渓荘」 | 「溶接屋さん」とスズキGRガンマ | 「かじかや」の「中華そば」 |
豪雨の大門峠を越えた! | 唐沢温泉「唐沢鉱泉旅館」 | 双葉SAの「ナン&チキンカレー」 |