カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

温泉めぐり日本一周[296日目]

投稿日:2020年5月4日

「あー、終った…」

伊豆諸島編 4日目(2007年10月31日)

 八丈島の底土港前の民宿「そこど荘」で、「300日3000湯」の最後の日を迎えた。2006年11月1日に出発してからちょうど1年。予定した300日に4日、足りないのはちょっと残念だが、すでに3000湯をはるかに超える温泉(温泉地)に入っているので「よし」としよう。

 10時10分、東海汽船の「さるびあ丸」は定刻通りに八丈島の底土港を出港。あっというまに八丈島は遠ざかっていく。御蔵島、三宅島と寄っていったが、三宅島ではかなりの乗客が乗り込んだ。

 20時10分、「さるびあ丸」は定刻よりも30分早く、東京港の竹芝桟橋に到着。コンテナからアドレスが下されると、東京の蒲田温泉に向かった。

 21時、蒲田の町中にある蒲田温泉の温泉銭湯「蒲田温泉」に到着。

 ここが「300日3000湯」の最後の温泉になる。

 蒲田温泉は第3063湯目。ここには「uzakiyoさん」、「斉藤さん」、「下田さん」、「長谷川さん」、「ヤキソバン」、それと昭文社の「桑原さん」、「若林さん」が来てくれた。

 蒲田温泉の黒湯につかりながらカソリ、思いっきり力を込めてガッツポーズ。

「やったゼー!」

 いよいよゴールの日本橋へ。蒲田温泉に来てくれたみなさんも一緒だ。国道15号→国道1号で日本橋にゴールしたのは22時40分。そこには「蒲田温泉組」のほかに、何度も見送りに来てくれた「正木さん」や「永井さん」、昭文社の「川上さん」、「300日3000湯」事務局の「大久保さん」が出迎えてくれた。

 最後に、にこやかな笑顔でもって「ゆーゆーさん」が駆けつけてくれた。

 スズキ・アドレスV125Gにまたがってのガッツポーズ。

「3000湯達成」の横断幕の前でみなさんと記念撮影。

「斉藤さん」差し入れのシャンパンの栓がシュポーンと抜かれた瞬間、
「あー、終った…」
 と、全身を突き抜けていくような想いにとらわれるのだった。

本日のデータ 料金等は当時のものです
8時 出発
9時30分 底土港
朝食 サラダサンド
10時10分 底土港発 東海汽船「さるびあ丸」
昼食 船内 ハンバーグカレー(1000円)
夕食 船内 きつねうどん(600円)
20時10分 竹芝桟橋着
3063湯目 蒲田温泉「蒲田温泉」(430円)
出会い Tさん、uzakiyoさん、下田さん、育さん、斎藤さん、ヤキソバン鈴木さん、桑原さん、若林さん
22時40分 日本橋到着 「300日3000湯」、終了!
本日の走行距離数 52キロ
本日の温泉入浴数 1湯

底土港前の民宿「そこど荘」を出発底土を走る底土の船溜まり

底土港前の民宿「そこど荘」を出発 底土を走る 底土の船溜まり

底土港にやってきた底土港で出会ったチャリダーのピエールアドレスをコンテナに積み込む

底土港にやってきた 底土港で出会ったチャリダーのピエール アドレスをコンテナに積み込む

東海汽船の「さるびあ丸」に乗船八丈島の底土港を離れていく御蔵島を見る

東海汽船の「さるびあ丸」に乗船 八丈島の底土港を離れていく 御蔵島を見る

昼食の「ハンバーグカレー」三宅島を見る夕食の「きつねうどん」

昼食の「ハンバーグカレー」 三宅島を見る 夕食の「きつねうどん」

「さるびあ丸」、竹芝桟橋に到着第3063湯目の蒲田温泉「蒲田温泉」に入った!東京・日本橋に戻ってきた!

「さるびあ丸」、竹芝桟橋に到着 第3063湯目の蒲田温泉「蒲田温泉」に入った! 東京・日本橋に戻ってきた!

「300日3000湯」、達成!!!

「300日3000湯」、達成!!!

このあと「温泉めぐり日本一周」はしばらくつづけ「プラスα編」とした。
2007年11月〜12月では新たに32湯に入り、通算では3095湯にした。
2008年1月〜12月では新たに43湯に入り、通算では3138湯にした。
これをもって「温泉めぐり日本一周」を終えた。(了)

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