カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[165]

投稿日:2021年4月13日

東北一周編 51(2017年7月24日)

奇岩が続く名勝「大戸崎」を歩く

 鯵ヶ沢を出発すると、日本海沿いの国道101号を行く。右手に海を見ながらの快走路。赤石川にかかる赤石大橋からは岩木山を見る。これが「津軽富士」の岩木山を見る最後になった。

 北金ヶ沢では日本一の大イチョウを見る。大きく枝を広げた樹齢1000年の巨木はまるで妖怪を見るかのようだ。

鯵ヶ沢から国道101号を行く北金ヶ沢の弁天崎を見る北金ヶ沢の大イチョウ

鯵ヶ沢から国道101号を行く 北金ヶ沢の弁天崎を見る 北金ヶ沢の大イチョウ

北金ヶ沢漁港から見る弁天崎

北金ヶ沢漁港から見る弁天崎

日本海の名勝の千畳敷

日本海の名勝の千畳敷

千畳敷を歩く

千畳敷を歩く

千畳敷の奇岩

千畳敷の奇岩

千畳敷を通る国道101号

千畳敷を通る国道101号

 北金ヶ沢の町に入り、北金ヶ沢漁港でジクサー150を止め、漁港越しに第68番目の岬、弁天崎を見る。北金ヶ沢からは海沿いの道を走り、弁天崎をぐるりと回りこみ、国道101号に合流した。

 次に大戸崎へ。日本海の名勝、千畳敷の岬だ。駐車場にジクサー150を止め、千畳敷を歩く。ここにはライオン岩、鷲岩、鎧岩、潮吹岩、大黒岩、恵比寿岩、小戸瀬岩、大戸瀬岩、かぶと岩の奇岩がある。これらの奇岩群は寛政の大地震(1972年)で海底が隆起して出来た海食崖の名残だという。

 次の鳥居岬は風合瀬漁港の岬。漁港越しに弁天島の赤白2色の灯台を見る。弁天島には弁天がまつられている。鳥居岬は北海道の渡島方面から吹いてくる風と、男鹿半島方面から吹いてくる風のぶつかり合う場所で、それが「風合瀬(かそせ)」の地名の由来になっているという。

 風合瀬漁港に隣り合って国道101号の道の駅「ふかうら」がある。ここでは風合瀬漁港に揚がった鮮魚が売られている。道の駅「ふかうら」をプラプラ歩いていると、ライダーの二人組に声をかけられた。お二人は兄弟で長崎からやってきた。旅立ってからすでに1ヵ月以上たっている。東北、北海道をまわり、これから長崎に向かっていくという。兄弟でのロングツーリングというのが、すごくいいではないか。

「お気をつけて!」
 と、走り出す二人組に声をかけて見送るのだった。

風合瀬漁港風合瀬漁港から弁天島を見る鳥居崎から見る大島

風合瀬漁港 風合瀬漁港から弁天島を見る 鳥居崎から見る大島

道の駅「ふかうら」道の駅「ふかうら」の鱸(スズキ)道の駅「ふかうら」で出会った二人組

道の駅「ふかうら」 道の駅「ふかうら」の鱸(スズキ) 道の駅「ふかうら」で出会った二人組

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