ジクサー150分割日本一周[165]
投稿日:2021年4月13日
奇岩が続く名勝「大戸崎」を歩く
鯵ヶ沢を出発すると、日本海沿いの国道101号を行く。右手に海を見ながらの快走路。赤石川にかかる赤石大橋からは岩木山を見る。これが「津軽富士」の岩木山を見る最後になった。
北金ヶ沢では日本一の大イチョウを見る。大きく枝を広げた樹齢1000年の巨木はまるで妖怪を見るかのようだ。
北金ヶ沢の町に入り、北金ヶ沢漁港でジクサー150を止め、漁港越しに第68番目の岬、弁天崎を見る。北金ヶ沢からは海沿いの道を走り、弁天崎をぐるりと回りこみ、国道101号に合流した。
次に大戸崎へ。日本海の名勝、千畳敷の岬だ。駐車場にジクサー150を止め、千畳敷を歩く。ここにはライオン岩、鷲岩、鎧岩、潮吹岩、大黒岩、恵比寿岩、小戸瀬岩、大戸瀬岩、かぶと岩の奇岩がある。これらの奇岩群は寛政の大地震(1972年)で海底が隆起して出来た海食崖の名残だという。
次の鳥居岬は風合瀬漁港の岬。漁港越しに弁天島の赤白2色の灯台を見る。弁天島には弁天がまつられている。鳥居岬は北海道の渡島方面から吹いてくる風と、男鹿半島方面から吹いてくる風のぶつかり合う場所で、それが「風合瀬(かそせ)」の地名の由来になっているという。
風合瀬漁港に隣り合って国道101号の道の駅「ふかうら」がある。ここでは風合瀬漁港に揚がった鮮魚が売られている。道の駅「ふかうら」をプラプラ歩いていると、ライダーの二人組に声をかけられた。お二人は兄弟で長崎からやってきた。旅立ってからすでに1ヵ月以上たっている。東北、北海道をまわり、これから長崎に向かっていくという。兄弟でのロングツーリングというのが、すごくいいではないか。
「お気をつけて!」
と、走り出す二人組に声をかけて見送るのだった。