ジクサー150分割日本一周[174]
投稿日:2021年4月22日
東北一周編 60(2017年7月25日)
男鹿半島西海岸を南下する
男鹿半島最北端の入道崎を出発。県道121号で男鹿半島の西海岸を南下する。
第83番目の長久手岬には「鬼の俵ころがし」があるが、案内板には次のように書かれている。
ピンク色の岩石(花崗岩)の間に茶色の岩石(玄武岩)が一本道のように延びており、鬼が米俵をころがしたように見えるので、こう呼ばれています。
ピンク色の岩石は男鹿半島で最も古い基盤となっている花崗岩(約9,000万年前)、その上にある黒っぽい岩石は火山角礫岩(約7,000万年前)、花崗岩を貫く茶色の岩石は玄武岩(約2,000万年前)と、3つの年代の岩石を一度に観察することができます。鬼の俵ころがしは、花崗岩の割れ目に玄武岩をつくるマグマが上がってきて固まった岩脈と呼ばれるものです。
入道崎の「なまはげ御殿・ニュー畠兼」で朝食を食べて出発 | 長久手岬の「鬼の俵ころがし」(手前の黒い岩脈) | 「鬼の俵ころがし」の案内板 |
つづいて第84番目のごんご崎の脇を通っていくが、台地上は一面の草原で、その中を貫く県道121号は気持ちよく走れる直線路だ。
県道59号に合流すると、戸賀湾の湾岸をぐるりとまわりこんで走る。この戸賀湾は海食された火山地形のマール(小火口)。戸賀湾に近い高台上の一ノ目潟、二ノ目潟、三ノ目潟もマールだ。
第85番のゲド鼻は戸賀湾南口の岬で漁港がある。ゲド鼻を過ぎたところにはハタハタが見られる男鹿水族館がある。
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