ジクサー150分割日本一周[204]
投稿日:2021年5月26日
恐竜の町、穂別を行く
日高富川ICで日高道を降りると、国道237号で平取へ。この町にある平取神社を参拝。平取は「義経北行伝説」の地だ。
「東北一周編」の三厩ではそれにふれ、次のように記した。
秀衡の死後、その子泰衡は頼朝を恐れ、義経一家が居を構えていた北上川を見下ろす高館を急襲。弁慶は無数の矢を射られ、仁王立ちになって死んだ。義経は妻子とともに自害した。頼朝の平泉攻撃の3ヵ月前、文治5年(1189年)4月30日のことだった。
こうして悲劇の英雄、源義経は、奥州・平泉の地で最期をとげたことになっている。だが、なんとも不思議なことに平泉以北の東北各地には、義経・弁慶の主従が北へ、北へと逃げのびていったという「義経北行伝説」の地が点々とつづいているのだ。
それは義経や弁慶をまつる神社や寺だったり、義経と弁慶が泊まったという民家だったり、義経と弁慶が入った風呂だったり…。その「義経北行伝説」の地を結んでいくと、1本のきれいな線になって北上山地を越え、三陸海岸から八戸、青森、そして津軽半島の三厩へとつづいている。
三厩には義経寺があるが、義経と弁慶の主従は三厩からさらに蝦夷地に渡り、平取にやってきた。
このような「義経北行伝説」だが、平取の平取神社は「馬の神様」としてよく知られ、競馬や牧場の関係者が多く参拝している。
平取からは県道59号→74号で穂別(むかわ町)へ。驚いたことに穂別は町中、恐竜だらけ。街角にはアンモナイトの化石のモニュメント。「穂別博物館」には日本最大の恐竜「むかわ竜」が展示されている。復元された「ティノサウルス」の模型は迫力満点。世界最大級の恐竜、「モササウルス」も見られる。
「むかわ町穂別の古生物化石群」が、新たに北海道遺産に選定された。
鵡川の流れに沿って穂別へ | 穂別の町に入っていく | 穂別ではいたるところで恐竜が見られる |
街角のアンモナイトの化石のモニュメント | 「穂別博物館」の入口 | 「穂別博物館」に展示されている「むかわ竜」 |
アンモナイトの化石も見られる | 「ティノサウルス」の復元された模型 | こちらは世界最大級の「モササウルス」 |