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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[251]

投稿日:2021年10月31日

北海道一周編 69(2020年4月17日)

増毛の「歴史的建造物」

道の駅「おびら鰊番屋」を出発

道の駅「おびら鰊番屋」を出発

留萌に到着。ここは留萌港

留萌に到着。ここは留萌港

 道の駅「おびら鰊番屋」を出発。国道232号で小平を通り留萌へ。

 留萌に着くと、留萌川河口の留萌港から「波濤の門」の建つ黄金岬に行った。黄金岬は日本海の夕日スポットだ。

 留萌からは国道231号で増毛へ。

 増毛に近づくと、暑寒別岳を主峰とする残雪の山並みが大きく見えてくる。

 増毛に到着するとまずは増毛漁港を見る。

 増毛は宝暦年間(1571年〜1764年)に漁場として開発されて以来、ニシン漁の中心地として繁栄した。その栄華を今にとどめるこの「歴史的建造物」の数々が北海道遺産になっている。

 増毛港からかつてのJR留萌本線終着駅の増毛駅へ。留萌〜増毛間は2016年に廃線になった。そんな増毛の駅前に木造3階建の旅館「富田屋」があるが、今は廃業状態。その隣りにはやはり歴史を感じさせる建物の「風待食堂」があるが、ここも今はやっていない。駅前通りには旧商家丸一本間家や増毛館、日本最北の造り酒屋、国稀酒造などの歴史を感じさせる建物群が残っている。高台にある増毛小学校の校舎も歴史的建造物で、現存する小学校の校舎としては北海道最古。昭和11年に建てられた。

 このような北海道遺産の歴史的建造物を見てまわりながら、ニシン漁で繁栄を謳歌した頃の増毛を偲んでみるのだった。

留萌の黄金岬黄金岬に建つ「波濤の門」黄金岬から見る暑寒別岳の山並み

留萌の黄金岬 黄金岬に建つ「波濤の門」 黄金岬から見る暑寒別岳の山並み

かつての留萌本線終着駅の増毛駅増毛駅前の木造3階建の旅館「富田屋」増毛の「旧商家丸一本間家」

かつての留萌本線終着駅の増毛駅 増毛駅前の木造3階建の旅館「富田屋」 増毛の「旧商家丸一本間家」

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