第150回 八溝真名畑林道
投稿日:2011年11月12日
2010年 林道日本一周 関東・東北編
八溝山山頂へ、渓流から稜線へと走り抜ける
矢祭に戻ると、東舘温泉「ユーパル矢祭」の湯に入り、さっぱりした気分で林道へ。林道前の温泉効果は大きい。
久慈川の西岸を走る県道230号を北に4キロほど行き、左折し、県道196号に入る。中山峠のトンネルを抜け出たところが真名畑の集落。一番奥の家の前から八溝真名畑林道のダートに突入。八溝山から流れ出る八溝川の渓流沿いに走り、渓流を離れると稜線に向かって登り、最後は八溝山の山頂直下に出る。ダート14・2キロの八溝真名畑林道だ。
八溝山に到着するとまずは福島・茨城・栃木の3県境へ。そこには福島県の欅、栃木県の栃、茨城県の梅と、3県の県木が植えられている。
次に八溝山の山頂へ。山頂までバイクで行かれる。駐車場にビッグボーイを停めると階段をトントンと登り、標高1022メートルの山頂に立つ。ここは福島・茨城の県境で、八溝山は茨城県の最高峰になっている。
八溝山の山頂にまつられている八溝嶺神社を参拝し、城を模した山頂の展望台に登り、360度の大展望を目に焼き付けた。
八溝山の山頂からの大展望を楽しむと、茨城県側にわずかに下ったところにある「坂東33ヵ所」第21番札所の日輪寺を参拝。そこでは何人かの、白装束を着たお遍路さんたちに出会った。
八溝山から来た道を引き返し、さきほどの八溝真名畑林道の出口を通り過ぎ、福島・茨城・栃木3県の県境を過ぎたところで右折し、県道377号に入っていく。下っていくと久慈川源流の流れと出会う。県道377号はかつてのロングダートの久慈川林道。今では大半が舗装されたが、それでもまだ3・6キロのダート区間が残されている。
つづいて県道377号と分岐する大森林道に入っていく。名無しの峠を越える林道で、6・5キロのダートを走り、県道60号に出る。そこからほどなく福島・栃木県境の戸中峠に到達。峠道は桜並木で以前、桜吹雪の舞う中を走ったことがある。
戸中峠を下ると県道60号は県道76号に合流。県道76号は奥州街道以前の東山道に相当する道で、栃木・福島県境の明神峠を越えると白河関跡へと下っていく。
県道60号をそのまま行くと、伊王野で国道294号に合流。合流地点の近くには道の駅があるが、その名も「東山道伊王野」。伊王野からは那須野原を通り、黒磯に出た。
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今回のエリア:昭文社ツーリングマップル関東甲信越 83→82