ニュージーランド南島ツーリング[21]
投稿日:2012年10月26日
東京まで9567キロ
インバーカーギルから南に30キロ、国道1号の終点のブラフに到着。
ニュージーランドを縦断する国道1号は北島北端のレインガ岬から始まる。この岬はニュージーランド最北端といわれているが、正確にいうと東に30キロほど離れたサービル・クリフ(断崖)が最北端になる。
レインガ岬から南下する国道1号はオークランドから首都ウエリントンへ。北島と南島を分けるクック海峡のフェリーで南島のピクトンに渡り、クライストチャーチ、オアマル、ダニーデン、インバーカーギルと通り、南島南端のブラフに至る。ブラフの町中を通り過ぎた岬で道は尽きる。
この岬にはとくに名前はついていないようなのでブラフ岬としておこう。
我々はブラフ岬でバイクを止めた。
展望台に立つと、目の前のフォーボー海峡越しにスチュワート島を見る。ブラフからフェリーの出ているスチュワート島は有人島としてはニュージーランド最南の島。日本の佐渡島の2倍もある大島で豊かな自然が残されているという。
ブラフ岬には世界各地への方角と距離を示す表示板が立っている。
スチュワート島までは35キロ、南極までは4810キロ、東京までは9567キロ。東京の下にはなぜか熊谷(埼玉県)までの9632キロも表示されている。
ブラフ岬にはニュージーランドの「ランズ・エンド(地の涯)」を売り物にしているホテルがある。「ランズ・エンド」を売り物にしている土産物店もある。
しかしニュージーランド本土の最南端はここではなく、東に100キロほど行ったスロープ・ポイント(岬)になる。
「岬のカソリ」、スロープ・ポイントにはおおいに心を動かされた。今度、ニュージーランドに来るときは、ぜひともスロープ・ポイントに立とう!