アドレス日本巡礼[022]
投稿日:2014年4月13日
般若心経
第15番の国分寺から第16番の観音寺へ。
観音寺は町中の寺。駐車場も狭い。観音寺の名前通り、本尊は観音で、千手観音がまつられている。古い鐘楼門の山門をくぐれば新しい本堂。平成18年に改築されたということで、山門と本堂の新旧の対比が鮮やかだ。
境内には「夜泣き地蔵」がまつられている。子供の夜泣きに困った親たちが、わが子の健康と成長を願ってお参りにやってくる。
観音寺からは国道192号を横切り、JR徳島線府中(こう)駅脇の踏み切りを渡って第17番の井戸寺へ。
府中駅だが、このあたりはかつての阿波国の中心地。駅から南西約600メートルほどの御所池は阿波の国府跡だ。
井戸寺に到着すると、まずは隣合った八幡神社に参拝。そのあとで井戸寺の大きな山門をくぐり、本堂と大師堂を参拝する。
もうこのころになると、
と自分でもびっくりするくらい上手に般若心経をあげられるようになったし、般若心経は短いものなので、経本を見なくても口から出るようにもなった。
井戸寺は大きな寺。寺の縁起にも書かれているように、673年の創建当時は妙照寺と称していた。815年に弘法大師がやってきた折、付近の人々は水不足で困っていた。それを知ると、弘法大師は錫杖で地面をひと突きした。すると清水が湧き出るようになったという。それに因んでの「井戸寺」なのだ。
「四国八十八ヵ所めぐり」というのは、このような弘法大師伝説をたどる旅でもある。
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