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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[023]

投稿日:2014年4月15日

桜吹雪の参道

四国八十八ヵ所めぐり 2009年4月12日
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第18番・恩山寺本堂

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恩山寺の大師堂

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第19番・立江寺の山門

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立江寺にやってきたお遍路さんたち

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立江寺本堂

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立江寺の枝垂桜は満開

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立江寺の大師堂

 第13番の大日寺から第17番の井戸寺までの「五ヵ所参り」を終えると、国道192号で徳島へ。徳島駅前でアドレスV125Gを停めたが、徳島駅前を出発したのは前日のことでしかないのに、もうすでに何日もかけて「四国八十八ヵ所」の札所めぐりをしているかのような思いにとらわれた。
 カンコーヒーを飲んでひと息入れたところで出発。国道55号を南へ、第18番の恩山寺に向かっていく。勝浦川を渡ると、右手には四国山地の山々が大きく見えてくる。
 恩山寺に到着。駐車場に停まっている車を見ると、他県ナンバーが多い。千葉や栃木、群馬といった関東ナンバーの車が目についた。
 桜吹雪の参道を歩き、恩山寺の本堂と大師堂を参拝。大師堂の右手には御母公堂が建っている。
 この寺に弘法大師が滞在中、母が尋ねてきたが、女人禁制の修行道場だったので入山できなかった。大師は母のために山門あたりで17日間の秘法を修行し、ついに母との対面を果たした。それに因んでの御母公堂なのだという。
 つづいて第19番の立江寺へ。境内の枝垂桜が満開だ。ここでは大勢のお遍路さんたちと一緒になったが、本堂で、大師堂で、一緒になって般若心経をあげた。
 第20番の鶴林寺は標高570メートルの山頂にある寺なので、第12番の焼山寺に次ぐ難所になっている。今でこそ車道ができているが、「歩き遍路」で登る参道は焼山寺以上の難路だという。
 弘法大師が夢のお告げでこの地にやって来た時、雌雄の鶴が小さな金色の地蔵尊を羽に包んで守っていたという。大師は自らも地蔵尊を彫り刻み、鶴が守った地蔵尊を胎内に納めて本尊とし、堂宇を建ててまつった。それに因んで本堂は雌雄、2羽の鶴に守られるようにして建っている。そんな鶴林寺は地元では「おつるさん」の愛称で呼ばれている。

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第20番・鶴林寺の山門 鶴林寺本堂 鶴林寺にやってきたお遍路さんたち

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鶴林寺の鶴 鶴林寺の大師堂


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