アドレス日本巡礼[028]
投稿日:2014年4月20日
空海の七不思議
室戸岬をひとまわりしたところで、第24番札所の最御崎寺を参拝する。
合掌して山門(仁王門)をくぐり抜けると、境内には「空海の七不思議」のひとつといわれる「鏡石」がある。石でたたいてみる。すると冥土まで届くといわれる澄んだ音色がする。
境内の十一面観音像、鐘楼堂、多宝塔と見てまわる。
手水場で手を清め、鐘楼の鐘をつき、本堂を参拝する。線香立に線香をあげ、灯明台にローソクをあげ、納札を納札入の箱に入れ、数珠を手にして本堂の前に立つ。
「のうぼう、あきゃしゃ、きゃらばや、おん、ありきゃ、まりぼり、そわか」
と真言を唱え、般若心経を上げる。最御崎寺の本尊は虚空蔵菩薩だ。そのあと大師堂を参拝する。
本堂、大師堂での参拝が終ると納経所へ。そこで納経帳に墨書をしてもらい、朱印を押してもらう。さらに本尊の「おすがた」(御影)をいただき、御影保存帳に差し込んでいく。こうして土佐国最初の札所、第24番の最御崎寺での参拝を終えた。
ほっとした安堵の気分でアドレスV125Gのエンジンをかけ、走り始める。室戸岬の台地を下り、国道55号に出、室戸の市街地に入った。
最御崎寺は通称「東寺」。室戸の市街地の西にある第26番札所の金剛頂寺は「西寺」といわれている。この東寺から西寺にかけての一帯が室戸なのだという。
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