アドレス日本巡礼[184]
投稿日:2014年11月17日
宿場町から城下町へ
西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月15日
太田宿を過ぎると、国道21号で木曽川沿いに走り、本陣跡や「中山道鵜沼宿町屋館」のある鵜沼宿へ。ここでは郊外の「うぬまの森」まで行き、「うとう峠の一里塚跡」を見た。
鵜沼宿からは各務原を通り、岐阜市内の加納宿に入っていく。加納宿は「美濃十六宿」の中でも最大だ。ここは加納城の城下町。加納城は岐阜市内南側の平地にある。
徳川家康は関ヶ原の合戦後の慶長6年(1601年)、娘婿の奥平信昌を10万石の加納城主にした。加納城の築城は関ヶ原の合戦後では初となるもので、本丸、二の丸、三の丸を備えた堂々とした城だった。
加納城主は奥平氏のあとは大久保氏、戸田氏、安藤氏と変わりながら十六代目の城主で明治維新を迎えた。そんな加納城だが、今では本丸跡とわずかな石垣が残るのみ。本丸跡の園地は市民の憩いの場になっている。
岐阜といえば斎藤道三、織田信長の居城の岐阜城が有名だ。加納城はあまり知られてないが、岐阜城ならば誰もが知っている。名鉄岐阜駅に近い「東横イン」でひと晩泊ると、翌朝は岐阜城に行った。岐阜城は岐阜市内北側の金華山にある。ロープウエイで金華山に登り、復元された岐阜城の天守閣から岐阜の町並みと茫々と広がる濃尾平野、その中央を流れていく長良川を見下ろした。
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