アドレス日本巡礼[191]
投稿日:2014年11月25日
三条大橋にゴール
草津宿から中山道のゴール、京都の三条大橋へ。その間は中山道と東海道との重複区間になる。草津宿の中山道(東海道)旧道は商店街を貫く一方通行の細道だが、二輪は通行可なのがうれしい。「草津宿街道交流館」や「街並み博物館」の前を通り、草津宿を抜け出たところで国道1号を横切る。そして大津宿へ。
近江の一宮、建部大社を参拝し、琵琶湖から流れ出る瀬田川にかかる唐橋を渡る。「瀬田の唐橋」といえば「日本三名橋」のひとつ。高架になっている国道1号の下をくぐり抜け、中山道の最後の宿場、第69番目の大津宿に到着。中山道(東海道)は大津の中心街を通っている。大津宿は琵琶湖の水運でおおいに栄えた宿場。ということで京阪電車の浜大津駅まで行き、日本一の琵琶湖を見た。
大津宿からは国道1号に出、逢坂山を越える。国道1号の脇には逢坂山関址の碑と常夜灯が立っている。逢坂山の関は畿内のもっとも古い関所で、この関よりも東が東国といわれた。日本の東国と西国の境は時代とともに東へ、東へと移っている。
滋賀県から京都府に入ると国道1号の旧道で東山の日ノ岡峠を越える。この道が中山道(東海道)になる。蹴上を通り、鴨川にかかる三条大橋にゴール。感無量だ。ぼくはいままでに何度となく「東京〜京都」間の中山道を走っているが、「中山道69次」の全宿場をめぐったのは今回が初めてのことになる。
さー、京都を拠点にしての「西国33ヵ所めぐり」の開始だ。