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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[203]

投稿日:2014年12月16日

和歌山編は終了

西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月17日

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三国山への道

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施福寺への案内

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槇尾山口

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施福寺への登り

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施福寺の仁王門

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施福寺への石段

 国道480号の鍋谷峠に到達すると、和泉山脈の稜線上の道を走り、三国山(885m)まで行ってみる。三国山というのは全国にある山名で、文字通り、3国国境の山。この和泉山脈の三国山は紀伊と和泉、河内の3国国境になっている。三国山の山頂にレーダー基地ができて以来、立入禁止になっているというので、その手前の七越峠で折り返し、鍋谷峠に戻った。

 鍋谷峠を越えて和歌山県から大阪府に入る。これにて「西国33番」の和歌山編は終了。和歌山県内の札所は1番から3番まで、青岸渡寺、紀三井寺、粉河寺の3寺になる。

 鍋谷峠から国道480号を下っていくと、国道170号の旧道にぶつかる。そこを右へ。2キロほど走ったところで右折し、槇尾山(600m)への道を行く。この山の山頂に「西国33番」第4番札所の施福寺がある。唐の都、長安から帰った空海が修行を重ねた寺として知られている。

 槇尾山口に着くと駐車場にアドレスを止め、山頂の施福寺まで歩いていく。けっこうきつい登り。東京でいえば高尾山を登るようなものだ。白装束の巡礼者や家族連れのハイカーの姿を多く見かける。仁王門を過ぎるとさらに急な登りになり、ヒーヒーハーハーいってしまう。空海が剃髪したといい伝えられている愛染堂の前を通り、40分ほどで山頂に到着。そこから和泉山脈の山々を眺め、標高530メートルの地点に建つ本堂を参拝。本尊は十一面千手千眼観音。本尊をまつる扉が開くのは5月1日から15日までの間だという。本堂前の観音堂には「西国33番」の観音像がまつられている。施福寺での参拝を終えると山頂の茶店で「きつねうどん」を食べ、槇尾山を下った。

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家族連れのハイカー 弘法大師ゆかりの愛染堂 長い石段がつづく

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槇尾山からの眺め 施福寺の本堂 茶店のきつねうどん

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