アドレス日本巡礼[223]
投稿日:2015年1月28日
日本最古の七福神!?
西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月19日
「西国33番」第16番札所の清水寺から第17番札所の六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)へ。東大路を渡り、東大路から西側に入ったところで、清水寺からは近い。京都の町中にある寺だ。
六波羅蜜寺は宝物館は有料(500円)だが、拝観は無料。ここには小学生たちが大挙してやってきた。さすが京都、清水寺の修学旅行の高校生たちとは大違いで、小学生たちは和尚さんの話を熱心に聞き、和尚さんのひとことひとことをノートに書き留めている。
六波羅蜜寺に立つ京都市の案内板には次のように書かれている。
天暦5年(951年)、疫病平癒のため空也上人により開創された真言宗智山派の寺院で、西国三十三所観音霊場の第17番目札所として古くから信仰を集めている。空也上人の自刻と伝えられている十一面観音立像を本尊にしている。
空也上人は醍醐天皇の第二皇子で、若くして出家し、歓喜踊躍しつつ念仏を唱えたことで知られ、今に伝わる六斎念仏の始祖である。
往時は寺域も広く、平家の邸館や鎌倉幕府の探題が置かれるなど、源平盛衰の中心でもある。
宝物館には定朝の作といわれる地蔵菩薩立像のほか、空也上人立像、平清盛坐像、長快作の弘法大師像など数多くの重要文化財を安置し、境内の十輪院が仏師運慶一族の菩提寺であったことから、本尊の脇に祀られていたという運慶・湛慶坐像も所蔵している。
年中行事として、正月三が日の皇服茶、8月の萬燈会、かくれ念仏として知られる空也踊躍念仏が有名である。
空也上人は醍醐天皇の第二皇子で、若くして出家し、歓喜踊躍しつつ念仏を唱えたことで知られ、今に伝わる六斎念仏の始祖である。
往時は寺域も広く、平家の邸館や鎌倉幕府の探題が置かれるなど、源平盛衰の中心でもある。
宝物館には定朝の作といわれる地蔵菩薩立像のほか、空也上人立像、平清盛坐像、長快作の弘法大師像など数多くの重要文化財を安置し、境内の十輪院が仏師運慶一族の菩提寺であったことから、本尊の脇に祀られていたという運慶・湛慶坐像も所蔵している。
年中行事として、正月三が日の皇服茶、8月の萬燈会、かくれ念仏として知られる空也踊躍念仏が有名である。
波羅蜜寺の本堂を参拝。本尊の十一面観音像は国宝だ。そのあと重要文化財の仏像がずらりと並ぶ宝物館を見る。念仏を唱える空也上人の立像は何とも苦しげな表情をしているが、胸に迫るような迫力がある。
そのあと境内を歩いた。六波羅蜜堂の石の大仏には目がいった。境内には平清盛の塚もある。すでに石の風化している五輪塔。境内には都七福神の一つ、六波羅蜜弁天もまつられている。「日本最古」と書かれているが、この「都七福神」は日本最古の七福神ということなのだろう。
Category: 西国三十三ヵ所めぐり