アドレス日本巡礼[309]
投稿日:2015年7月31日
番場宿から醒井宿へ
西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月28日
番場宿からいったん国道8号に出、次の醒井宿へ。JR東海道本線の醒ヶ井駅前でアドレスを止め、カンコーヒーを飲んで一息入れたところで、醒井渓谷の「醒井養鱒場」(入場料450円)に行く。ここは明治11年(1878年)に設立された日本でもきわめて歴史の古い養魚場。霊仙山(1084m)山麓から湧き出る膨大な水量の清流を使ってニジマスやアマゴ、イワナ、ビワマスを養殖している。展示コーナーでは巨大なニジマスや古代魚のチョウザメ、幻の魚イトウなどが見られる。「醒井養鱒場」に隣り合った食事処の「きたがわ」では、中山道往路編のときと同じように「鱒定食」(2500円)を食べた。甘露煮、フライ、洗い、塩焼きの鱒三昧。中でも酢味噌で食べるさっぱり味の洗い、焼きたての塩焼きがとくにうまかった。
「醒井養鱒場」からJR醒ヶ井駅に戻ると、醒井宿をアドレスで走り抜けていく。醒井宿は西行水や十王水、居醒の清水などの湧水を集めた地蔵川が街道沿いに流れている。澄みきった川の流れ。そのうちの「居醒の清水」は伊吹山の大蛇の毒にやられた日本武尊が、この湧水で体を冷やしたところ高熱が下がり、体が元に戻ったという伝説の清水。ここには日本武尊像が建っている。醒井の地名も日本武尊伝説に由来している。
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