アドレス日本巡礼[314]
投稿日:2015年8月10日
関ヶ原宿から赤坂宿へ
西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月29日
関ヶ原宿を出発。レストラン「梺」で「鶏釜飯」(1200円)を食べ、国道21号で次の垂井宿へ。美濃の一宮、南宮大社を参拝したあと、垂井宿に入っていく。垂井宿は交通の要衝の地として栄え、古い町並みが残っている。町中には「金山彦大神」の額のかかった南宮大社の鳥居が建っている。南宮大社の祭神は鉱山や金属の神の金山彦大神だ。
中山道と美濃路(東海道に通じる街道)の追分を過ぎ、赤坂宿へ。伊吹山地は後に去り、目の前には広々とした濃尾平野が広がっている。
赤坂宿に入ると、「徳川家康公開運の地」と書かれた案内図が目に入る。それには「徳川家康公にあやかり、福にめぐまれ、運にめぐまれ、幸せこのうえなし。誰しもこんな人生にあやかれますように」とある。そんな赤坂宿の徳川家開運の地、お勝山の北側には将軍家京都上洛の際の宿泊施設、「お茶屋屋敷」跡がある。
赤坂宿は中山道と谷汲街道の追分。谷汲街道を行けば、谷汲の「西国三十三ヵ所」の満願寺、第33番札所の華厳寺に通じている。
赤坂宿の宿場内には赤坂港跡がある。そこには常夜灯が建っている。赤坂宿は江戸後期から明治にかけては河川交通の要衝としておおいに栄え、杭瀬川の赤坂港には300隻もの舟がやってきたという。
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