アドレス日本巡礼[329]
投稿日:2016年3月25日
信州名物のおやき
西国三十三ヵ所めぐり 2009年6月1日
長野・岐阜県境の長峰峠から福島宿に戻ると中山道の宿場巡りを再開し宮ノ越宿へ。ここは伊那に通じる権兵衛街道との追分。本陣跡、脇本陣跡と見ていく。次の薮原宿は「お六櫛」で知られている。ここではJR中央本線の薮原駅前でアドレスを止めた。駅前の一里塚跡には蒸気機関車の名車「D51」が展示されている。薮原宿に流れてくる川は木曽川の源流だ。
薮原宿の宿場を走り抜け、国道19号に合流すると中央分水嶺の鳥居峠を越える。峠を貫く鳥居トンネルを抜け出ると奈良井川に出合う。
奈良井川は松本盆地で梓川と合流して犀川になり、長野盆地の川中島で千曲川に合流し、新潟県に入ると信濃川と名前を変えて新潟で日本海に流れ出る。地図を見るとすぐにわかることだが、鳥居峠をはさんで木曽川は北から南に流れ、奈良井川は南から北に流れている。まるで峠をはさんですれ違っているかのような川の流れがおもしろい。
奈良井川河畔の宿場、奈良井宿には中山道の風情のよく残っている。「奈良井千軒」といわれたほど、往時には栄えた宿場だ。ここではアドレスを止めて宿場を歩いた。団子屋では信州名物のおやきを食べた。最後に総檜造りの太鼓橋、奈良井大橋を歩いて渡り、橋の上から奈良井川の流れを見下ろすのだった。
薮原宿を流れる木曽川源流の流れ | 薮原宿を行く | 鳥居峠の鳥居トンネル |
往時の風情が残る奈良井宿 | 奈良井宿を歩く | 奈良井宿の団子屋 |
信州名物のおやきを食べる | 総檜造りの奈良井大橋 | 奈良井大橋から見下ろす奈良井川 |
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