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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[365]

投稿日:2016年6月1日

秩父へ

秩父三十四ヵ所めぐり 2009年6月17日

東京・日本橋を出発

東京・日本橋を出発

日本橋の交差点

日本橋の交差点

日本橋を振り返る

日本橋を振り返る

川越の八幡宮を参拝

川越の八幡宮を参拝

川越の土蔵造りの商家

川越の土蔵造りの商家

川越の「時の鐘」

川越の「時の鐘」

富岡の町並み

富岡の町並み

貫前神社の鳥居

貫前神社の鳥居

 2009年6月17日。12時になったところで東京・日本橋を出発。さー、「秩父三十四ヵ所めぐり」の開始だ。スズキの125ccスクーター、アドレスV125Gのエンジンを始動させて走りだす。日本橋からは中山道(国道17号)で本郷まで行き、そこから川越街道(国道254号)を行く。池袋、常盤台、成増と通って埼玉県に入る。

 常盤台は常盤台小学校に入学する前後に住んでいた町なのでなつかしい。この川越街道が大好きで、街道を行き来する車を眺めては喜んでいた。当時はアメリカ車が多く走っていた。「あ、シボレーだ、フォードだ!」といって歓声を上げたシーンが、なつかしく思い出されてくる。小さい頃から「放浪癖の強い子」だといわれ、一人、川越街道をひたすら歩いたようなこともあった。

 まあ、それはおいて埼玉県に入ると、和光、新座と通って川越へ。川越では八幡宮を参拝し、蔵造りの家々が建ち並ぶ古い町並みを走り抜け、川越のシンボルの「時の鐘」を見た。

 川越から東松山を通って寄居へ。ここから荒川の流れに沿って秩父に入っていくのだが、その前に国道254号で群馬県に入り、藤岡、富岡、下仁田と通って関東と信州の境の内山峠まで行く。

 富岡では上野国の一宮の貫前神社を参拝。貫前神社の近くには上信電鉄の上州一ノ宮駅がある。石段を登り、朱塗りの大鳥居をくぐると総門に出る。総門より下ったところに楼門や拝殿、本殿の社殿がある。鳥居をくぐると本殿までは登っていくのが普通なので、このような神社の形式は珍しい。祭神は経津主神と姫大神だ。

 下仁田では上信電鉄の終点、下仁田駅の駅前でアドレスを止めて小休止。下仁田を過ぎると群馬・長野県境の荒船山(1423m)が大きく見えてくる。廃船のような形をしたじつに特徴のある目立つ山だ。その山麓にある西下仁田温泉「荒船の湯」(入浴料600円)に入った。大浴場と石組の露天風呂。湯上りのソフトクリームがうまかった。内山峠の神津牧場産だという。

 群馬・長野県境の内山峠で折り返し、国道254号で寄居まで戻る。寄居の「かんぽの宿」に到着したときは20時を過ぎていたが、ありがたいことに夕食を用意して待ってくれていた。遅くなった到着を詫びてさっそく夕食をいただく。そのあとで大浴場の湯にどっぷりつかった。体を伸ばして湯につかりながら、「秩父三十四ヵ所めぐり」が始まった喜びにひたるのだった。

鳥居越しに西上州の山並みを見る貫前神社の総門貫前神社の楼門

鳥居越しに西上州の山並みを見る 貫前神社の総門 貫前神社の楼門

貫前神社の拝殿貫前神社の社殿上信電鉄の下仁田駅

貫前神社の拝殿 貫前神社の社殿 上信電鉄の下仁田駅

西下仁田温泉「荒船の湯」国道254号の内山峠寄居の「かんぽの宿」の夕食

西下仁田温泉「荒船の湯」 国道254号の内山峠 寄居の「かんぽの宿」の夕食

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