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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[369]

投稿日:2016年6月10日

秩父夜祭

秩父三十四ヵ所めぐり 2009年6月18日

第13番の慈眼寺

第13番の慈眼寺

今宮神社を参拝

今宮神社を参拝

第14番の今宮坊

第14番の今宮坊

今宮坊の大欅

今宮坊の大欅

秩父神社を参拝

秩父神社を参拝

第15番の少林寺

第15番の少林寺

少林寺の前を秩父鉄道が通っている

少林寺の前を秩父鉄道が通っている

第16番西光寺の山門

第16番西光寺の山門

第16番西光寺の本堂

第16番西光寺の本堂

「秩父三十四ヵ所」の札所は秩父盆地に集中しているので、次から次へと札所めぐりができる。第13番札所は慈眼寺。ここの案内板には次のように書かれている。

この札所のご本尊は聖観世音菩薩で、お堂は三間四面、表軒唐破風つきの流れ向拝をふして、入母屋造りの建物です。明治11年3月の秩父大火で類焼し、再建されました。うす肉彫りの枝輪、絵画のある格天井は荘厳です。県指定の旧跡で、文政明治の徳行家、井上如常の墓も境内にあります。秩父の街の中心にあるこの地は、昔より霊地としてその名も高く、日本武尊の東国征伐の折、この地に旗をたてさせたことから「ハタノ下」といわれ、年を経て「ハケノ下」と呼ばれるようになったという。また薬師如来は「あめ薬師」といって眼病平癒の霊験あらたかで、7月8日の縁日には境内外に200余軒の露店が並び、ブッキリ飴が売られ、多くの参詣人でにぎわい、秩父の夏の風物詩になっています。

 第14番札所の今宮坊は、すぐ近くの今宮神社と明治以前までは神仏混交の寺だった。ということで、まずは今宮神社を参拝し、次いで今宮坊を参拝した。境内には樹齢1000年の大欅がある。

 今宮坊から秩父神社へ。知知夫国の総鎮守で1000年以上もの歴史がある。秩父神社といえば、12月3日の「秩父夜祭」で有名だ。一度だけ、それを見にきたことがある。底冷えのする恐ろしく寒い夜だったが、絢爛豪華な山車の行列に、寒さも忘れて見入ってしまった。

 秋蚕(あきご)しもうて
 麦まき終えて
 秩父夜祭
 待つばかり

「秩父音頭」でそう唄われているとおりで、1年の農作業を終えた秩父の人たちにとっては、「秩父夜祭」は何とも待ち遠しい祭りなのである。

 つづいて第15番札所の少林寺、第16番札所の西光寺、第17番札所の定林寺、第18番札所の神門寺を参拝した。こうして一日の札所めぐりを終えると、そば処「大むら」で秩父名物の「わらじ丼」と「もりそば」がセットになった「わらじ丼もりそばセット」(1250円)を食べ、「ルートイン秩父」に泊まった。

第17番の定林寺第18番の神門寺「大むら」の「わらじ丼もりそばセット」

第17番の定林寺 第18番の神門寺 「大むら」の「わらじ丼もりそばセット」

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