東北四端紀行[4]
投稿日:2017年1月28日
南端編 4 林道走破行
白米温泉「つるの湯」で泊まった翌日は東北南端の「林道走破行」。いわき市とその周辺は林道の宝庫なのだ。
宿の朝食を食べて出発。まずは東北太平洋岸最南端の鵜ノ子岬に行き、国道6号→国道289号で四時川を渡る。四時川を渡るとすぐに左折し、川部温泉のある川部から第1本目の横川目兼林道に入る。スズキDR−Z400を走らせての「林道走破行」の開始だ。横川目兼林道では峠の近くでウリ坊を見た。峠を下ると、横川仏具林道が分岐し、弥太郎林道と合流し、横川発電所の脇に出る。横川目兼林道のダート距離は7・6キロ。
横川発電所からは目時川の渓谷沿いの舗装路を走って国道289号に出ようとしたが、落石で通行不可。そこで第2本目の横川仏具林道を走る。横川目兼林道との分岐点を左折すると、仏具山を目指して登っていく。林道と分岐する舗装路で仏具山(670m)の山頂まで行ける。仏具山の山頂に立ち、仏具山を下って国道289号に出た。横川仏具山林道のダート距離は8・0キロ。国道との分岐には手打ちそばの店「おやじがんこそば」。そば粉10割の「十割そば」を食べた。この一帯はソバの名産地になっている。
国道289号から入る舗装路で横川の発電所に戻ると、第3本目の弥太郎林道を走る。藤ノ木沢林道との分岐点を過ぎるとかなりラフな登り。大石のゴロゴロした道を登り、福島・茨城県境の峠を越え、茨城県側の県道27号に出た。弥太郎林道のダート距離は6・6キロだ。
弥太郎林道を引き返し、第4本目の藤ノ木沢林道に入っていく。入口には山神がまつられている。ゆるやかな峠を越え、四時川にかかる橋を渡ったところが四時川林道の入口。藤ノ木沢林道のダート距離は2・9キロだ。
第5本目の四時川林道を行く。四時川の渓流に沿った林道。四時川の流れを見ながらDR−Z400Sを走らせる。7・6キロのダートを走り切ると舗装路になり、国道289号に出た。こうして5本の林道で50キロ近いダートを走ったので、「林道の狼・カソリ」は大満足。最後に川部温泉の湯にどっぷりつかった。林道を走ったあとの温泉の気持ちよさといったらない。
川部温泉の湯から上がると、いわき勿来ICで常磐道に入り、東京に戻った。