東北四端紀行[34]
投稿日:2017年4月1日
西端編 2 只見川沿いの温泉めぐり
新潟・福島県境の峠、国道252号の六十里越を越え、只見へと下っていく。福島県側の国道の改修工事もほぼ終り、それ以前のような工事、工事の連続で工事用の信号で待たされることもなくなった。
JR只見線の只見駅前でDRを停め、小休止。カンコーヒーを飲んだところで、只見川沿いの温泉めぐりを開始する。東北西端の温泉めぐりで、全温泉に立ち寄っていく。
まずは只見温泉。只見川と伊南川の合流地点に只見温泉「只見温泉保養センター」(入浴料400円)があるが、残念ながら入浴は16時から。出鼻をくじかれた…。
ホワイトのスズキDR−Z400Sを走らせ、只見からさらに国道252号を行く。国道289号との分岐まで来ると、左折して国道289号の通行止め地点まで行ってみる。4・7キロ地点にゲート。福島・新潟県境の峠、八十里越を越えて加茂に通じる国道289号だが、平成30年代には完成するようだ。
国道252号に戻り、只見町から金山町に入る。
あらためて東北西端の温泉めぐりを開始する。
第1湯目は滝沢温泉。国道沿いの民宿「松の湯」(入浴料100円)に入った。源泉は浴室のすぐわき。内風呂のにごり湯にどっぷりつかった。飲泉可。こんなにいい湯に100円で入れるところが奥会津のよさというものだ。
第2湯目は大塩温泉の共同浴場。協力金箱に200円を入れる。建物は改築され、以前の休憩室はなくなっていた。ここもにごり湯で鉄錆のにおいがする。次の橋立温泉は以前の共同浴場は跡形もなく消え去り、普通の民家になっていた。
第3湯目は湯倉温泉。只見川を渡ったところに温泉旅館「鶴亀荘」と共同浴場があるが、共同浴場の湯に入った。協力金箱に100円を入れる。ここは男女別の脱衣所だが、中で一緒になる混浴の湯。内風呂のみ。にごり湯で飲泉可。目の前を只見川が悠々と流れている。
国道252号で本名ダムを渡ったところで、本名室谷林道に入っていく。福島・新潟県境の峠を越える東北西端の林道だ。新潟県側は舗装が進んでいるが、福島県側は全線がダート。17・6キロのダートを走り切って峠に到達。新潟県側は通行止めなので、峠で折り返し。35・2キロのダートを走って国道252号に戻った。
金山町の中心、会津川口までくると、まずは会津川口温泉の共同浴場「玉縄の湯」に行く。残念ながら入浴は16時から。ということで、国道252号沿いの食堂「おふくろ」で昼食にする。ここでは「ミックスラーメン」(580円)を食べた。「ラーメン・ライス」はぼくのツーリングの定番メニューのようなものだが、この「ミックスラーメン」はそれが一緒になったようなもの。ラーメンの中にライスが入っている。ラーメンを食べ終わったところで、雑炊風のライスを食べた。ボリューム満点の「ミックスラーメン」だ。