温泉めぐり日本一周[11日目]
投稿日:2017年6月27日
金精峠返しの温泉めぐり
水上温泉「山楽荘」の朝湯に入り、湯から上がると朝食。目の前で焼く目玉焼きで1杯目のご飯を食べる。塩ジャケで2杯目。塩ジャケの皮はぼくの大好物なので、身だけを食べて皮を残すようなことはしない。のりで3杯目。いつものような朝食の3杯飯。館内を流れる琴の音を聞きながらの朝食はすごくよかった。
9時に水上温泉「山楽荘」を出発すると利根川の上流へ。朝から雨が降っている。うのせ温泉、湯檜曽温泉は入れず。うのせ温泉の「旅館みやま」は入浴のみは不可。「奥利根館」の入浴は10時からで断念。湯檜曽温泉「なかや旅館」の入浴は11時からでここも断念。それでは足湯だと、「ゆびその湯」に足をつけようとすると湯が入っていなかった…。
ということで、第1湯目は宝川温泉になった。入浴料は1000円を超えるが仕方ない…。ここはどうしても入らなくては。受付では福引があって3等が当たり、ボールペンを1本もらった。こうして宝川温泉「汪泉閣」の混浴大露天風呂に入る。湯につかりながら眺める渓流沿いの紅葉が見事。つづいて第2湯目の湯ノ小屋温泉「湯元館」の湯に入る。ここの看板には「湯之古屋温泉」と書かれている。源泉は70度。100パーセントの天然温泉を楽しんだ。
湯ノ小屋温泉からは坤六峠に向かっていく。雨は一段と激しさを増す。もうすでに冬の雨…。そんな冷たい雨に打たれ、歯をガチガチ鳴らしながら坤六峠に到達。冬期閉鎖の2日前のことだった。
坤六峠を越え、利根川本流から支流の片品川の水系に入っていく。
第3湯目は尾瀬戸倉温泉「かもしか村」の湯。まずは桶で湯を何杯もかぶる。氷づけになったかのような体に血の気がよみがえる。「生き返った!」。そのあとゆっくりと石の湯船の内風呂に入り、次にザーザー降りの雨に濡れながら木の湯船の露天風呂に入った。湯から上がると昼食。「きのこ手挽きそば」を食べた。熱々のきのこそばで、今度は体を中からあたためた。尾瀬戸倉温泉の「温泉センター」は休業中。何軒かの宿も休業同然で、ここはやっと入れた湯。
第4湯目は片品温泉「うめや」の湯。浴室には湯気がもうもうとたちこめている。石の湯船の「釈迦の湯」に入った。
鎌田の交差点からは国道120号で栃木との県境の金精峠へ。寒さはいよいよ厳しくなる。坤六峠よりもさらに寒い…。冬用のウエアを着てこなかったので強烈な寒さが体を突き抜ける。それを救ってくれたのが昭文社の『全日本道路地図帳』。サイズといい、厚さといい、胸から腹にかけて入れておくと、ちょうどいい風切りになった。だが、何とも我慢しがたいのは手だ。グローブも冬用ではないので、ハンドルを握る手はジンジン痛んだ。
金精峠では「峠返し」。峠のトンネル入口で折り返し、さきほどの鎌田の交差点に戻っていく。その間では4湯に入った。
第5湯目は丸沼温泉「環湖荘」の「ニジマス風呂」。以前、入ったときは「丸沼観光ホテル」だったと思う。ここはなつかしの温泉で、バイクがガス欠したとき、従業員の方がガソリンを分けてくれた。「ニジマス風呂」は湯につかりながら水槽のニジマスを見られる。
第6湯目は座禅温泉「シャレー丸沼」の湯。スキー場の温泉だ。
第7湯目は白根温泉「薬師之湯」。湯量は多いし、ジャスト適温だし、湯船もいい。大露天風呂の湯にどっぷりつかったあとは、誰もいない大広間で一人、バニラアイスを食べた。
第8湯目は東小川温泉「おおくら荘」の湯。石の湯船。竹筒の湯口から湯が流れ出ている。ここはひなびた温泉宿。「泊まってみたい!」と思わせるものがあった。
鎌田の交差点に戻ると、第9湯目の尾瀬かまた宿温泉「梅田屋旅館」の湯に入った。鎌田の町並みの中心にある純日本風の温泉宿。細長い石の湯船、かまちが木という「水芭蕉の湯」に入った。尾瀬を描いた壁画が見事。丸沼温泉から尾瀬かまた宿温泉までの5湯が金精峠の「峠返し」での温泉めぐりということになる。
鎌田から夜の国道120号で沼田へ。その途中では第10湯目の幡谷温泉「ささの湯」に入った。内風呂と露天風呂。つづいて第11湯目の花咲温泉「花咲の湯」に入った。大浴場と大露天風呂の湯はともにいい。
雨はとうとう一日中、降りつづいた。泣きが入るカソリ…。沼田からは2日前に泊まった大塚温泉へ。夜になってから電話したのにもかかわらず、「いいですよ」といってくれた。おまけに夕食も用意しておいてくれるという。
大塚温泉の「金井旅館」に到着したのは21時30分。すぐさま例の温い湯に入り、部屋に戻るとコンビニで買ったカンビールで一人、乾杯。そのあとコタツの上にのせられている夕食をいただくのだった。
朝湯 | 水上温泉「山楽荘」 |
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朝食 | 水上温泉「山楽荘」 ご飯、目玉焼き、塩ジャケ、豆腐、シラス、のり、煮物、漬物、味噌汁 |
9時 | 水上温泉「山楽荘」を出発 |
うのせ温泉(入れず) | |
湯檜曽温泉(入れず) | |
85湯目 | 宝川温泉「汪泉閣」(1500円) ※入浴料が1500円だが特例ということにして入った |
86湯目 | 湯ノ小屋温泉「湯元館」(1000円) |
坤六峠(峠越え) | |
87湯目 | 尾瀬戸倉温泉「かもしか村」(500円) |
昼食 | 「かもしか村」 「きのこ手挽きそば」(1180円) |
88湯目 | 片品温泉「うめや」(500円) |
金精峠(峠返し) | |
89湯目 | 丸沼温泉「環湖荘」(1000円) |
90湯目 | 座禅温泉「シャレー丸沼」(750円) |
91湯目 | 白根温泉「薬師之湯」(700円) |
92湯目 | 東小川温泉「おおくら荘」(300円) |
93湯目 | 尾瀬かまた温泉「梅田屋」(500円) |
94湯目 | 幡谷温泉「ささの雪」(500円) |
95湯目 | 花咲温泉「花咲の湯」(500円) |
椎坂峠(峠越え) | |
21時30分 | 大塚温泉「金井旅館」(1泊2食6000円) |
夕食 | 大塚温泉「金井旅館」 ご飯、刺身、かつ、煮物、切干ダイコン、山菜、味噌汁 |
本日の走行距離数 189キロ | |
本日の温泉入浴数 11湯 |
水上温泉「山楽荘」の朝食 | 水上温泉「山楽荘」を出発 | 水上温泉「山楽荘」のご主人が見送ってくれる |
宝川温泉「汪泉閣」の受付 | 宝川温泉「汪泉閣」の紅葉 | 宝川温泉「汪泉閣」の露天風呂 |
宝川温泉「汪泉閣」 | 湯ノ小屋温泉「湯元館」 | 坤六峠に到達 |
尾瀬戸倉温泉「かもしか村」 | 尾瀬戸倉温泉「かもしか村」の湯 | 尾瀬戸倉温泉「かもしか村」の「きのこ手挽きそば」 |
片品温泉「うめや」の温泉分析表 | 金精峠で峠返し。路肩には雪… | 丸沼温泉「環湖荘」 |
丸沼温泉「環湖荘」から見る丸沼 | 座禅温泉「シャレー丸沼」 | 座禅温泉「シャレー丸沼」の露天風呂 |
東小川温泉「おおくら荘」の湯 | 尾瀬かまた宿温泉「梅田屋」の「水芭蕉乃湯」 | 花咲温泉「花咲の湯」 |