温泉めぐり日本一周[200日目]
投稿日:2019年5月30日
「1日23湯」の新記録達成
青森駅前の「東横イン」の「おにぎり&味噌汁」の朝食を食べ、8時30分に出発。
「本州東部編」の後半戦、「青森→東京」の開始。まずは青森市内の温泉をめぐる。
第1湯目はさんない温泉「さんない温泉」の湯。三内丸山遺跡のすぐ近くにある。ここは大浴場の内風呂のみ。打たせ湯もある。塩分の濃い、きれいな草色の湯につかる。源泉は46・0度。泉質は含硫黄ーナトリウム塩化物泉だ。
第2湯目はたらポッキ温泉「鶴ヶ坂の湯」。9時のオープンと同時の到着だったが、すでにかなりの人で混みあっていた。ここは人気の湯で、みなさんも一番風呂に入りたいのだ。ほぼ無色透明の湯には若干の塩味がする。湯上りには「とろけるマンゴー」を飲んだ。
第3湯目は成瀬温泉「極楽湯」。大浴場と露天風呂。各地で「極楽湯」には入ったが、青森でもお世話になるとは思わなかった。
第4湯目はくさぶえ温泉「くさぶえ温泉」の湯。大浴場の大風呂の濁り湯にどっぷりつかる。近くには「八甲田憩の牧場」がある。
青森市内の4湯に入ったあとは、「十和田ゴールドライン」の国道103号で八甲田に向かっていく。せっかくの八甲田なのに天気は崩れ、雨が降ってくる。
第5湯目は雲谷温泉「雲谷温泉」の湯。ここは大浴場のみ。大風呂は2つに仕切られ、小さい方が熱めの湯だ。
第6湯目は田代元湯温泉。国道103号→県道40号で「雪中行軍遭難者銅像」の前を通り、林間のダートを下っていく。さらにダム建設現場に突入。最後はDR−Z400Sを降り、歩いて山道を下っていく。そしてついに田代元湯温泉に到着。朽ち果てた温泉宿のまわりには露天風呂がそのまま残り、湯がコンコンと流れ込んでいる。そんな湯につかりながら、10年前に来たときと同じように、
「何でこんなところにダムをつくるの?」
と思った。
第7湯目はみちのく深沢温泉「みちのく深沢温泉」の湯。大浴場と露天風呂の濁り湯につかった。すごくいい湯。八甲田で一番といってもいいほどだ。
第8湯目は八甲田温泉「八甲田温泉」の湯。ここも濁り湯。泉質はナトリウムー明礬泉。湯から上がると昼食の「仙人山菜ラーメン」を食べた。
第9湯目は雲谷高原温泉「ホテルヴィラシティ雲谷」の湯。大浴場と露天風呂は若干の濁り湯だ。
第10湯目は寒水沢温泉「八甲田リゾートホテル」の湯。ここは大浴場の内風呂のみ。浴室からは八甲田のブナ林を眺める。
第11湯目は城ヶ倉温泉「ホテル城ヶ倉」の湯。大浴場と露天風呂。無色透明の湯につかる。
第12湯目は酸ヶ湯温泉「酸ヶ湯温泉」。八甲田一の人気の湯だけあって人、人、人…、また人。「湯当り」ではなくって「人当り」をしてしまった。団体さんもドドドドドーンという感じで押しかけている。大浴場の湯につかったが、早々に退散だ。あまりの人の多さに、酸ヶ湯の名前どおりの酸味の強い湯の味だけが、かろうじて舌に残った。
この頃から雨は一段と激しくなった。嵐の様相。たたきつけるようにして降りつづく雨をついてDRを走らせ、傘松峠を越えた。
傘松峠を越えてすぐの猿倉温泉に到着したのは15時20分。ここの日帰り入浴は15時まで。
「ほんとうにすぐ出ますので、お願いできませんか」
と懇願、哀願したが、「ダメなものはダメ」で、ダメを押された。ここも人気の温泉宿。だまっていても人が来るところは強気だ。
第13湯目は谷地温泉。ここも人気の温泉宿だが、日帰り入浴は21時までできる。嵐にもかかわらず、大勢の入浴客が来ていた。隣の人と肌を接するようにして温めの湯につかった。木の湯船の感触もいい。
つづいてこれまた人気の蔦温泉。到着は16時07分。ところがここの入浴受付は16時00分までだった。やはりダメなものはダメで入れず…。奥入瀬渓流温泉にも入れなかった。
第14湯目は焼山温泉「十和田市民の家」の湯。大浴場には熱めの湯と温めの湯、2つの湯船。
焼山温泉の湯から上がると奥入瀬渓流を走り、子の口からは十和田湖畔を走る。
国道103号から国道454号に入ると、十和田カルデラの滝野沢峠を越え、黒石へと下った。ここからは浅瀬石川沿いの温泉めぐりだ。
第15湯目は温川温泉「温川山荘」の湯。ここでは自然度満点の混浴露天風呂に入る。長湯できる気持ちのいい湯だ。
第16湯目は虹の湖温泉「虹の湖温泉」の湯。ここは食堂の温泉。こじんまりとした浴室、こじんまりとした湯船。無色透明の湯につかる。
第17湯目は小国温泉。小国の集落内に無料湯の共同浴場がある。地元のみなさんのためのもの。女湯から出てきた子供連れの女性に「入らせてもらえませんかねえ…」と聞くと、「大丈夫ですよ。入っていきなさいよ」といわれた。彼女のその一言で意を強くし、今度は男湯に入って同じように聞いてみた。「おー、よく来た。入っていけよ!」とみなさんに大歓迎された。「アンタはラッキーだ」ともいわれた。この共同浴場は改修され、つい3日前から入れるようになったという。小さめな湯船にみなさんと一緒に和気あいあいで入った。
第18湯目は板留温泉。共同浴場は取り壊されていた。その前の「丹羽旅館」の湯に入った。大浴場と露天風呂。
第19湯目は落合温泉。ここでは共同浴場の湯に入る。無色透明の熱めの湯。湯から上がると近くのコンビニ「オレンジハート」でおにぎり&お茶の夕食。
第20湯目は大川原温泉の共同浴場の湯。湯量豊富。熱い湯がとうとうと湯船に流れ込んでいる。
第21湯目は温湯温泉。この一帯では一番大きな温泉地。温泉街の中心に共同浴場「温湯温泉浴場」がある。湯は熱め。このまわりには何軒かの「客舎」があるが、これらは湯治宿。温湯温泉には古い温泉地の伝統が色濃く残されている。これらの客舎に泊まり、外湯の共同浴場の湯に入るというのが伝統的な入浴のスタイルだ。
第22湯目は長寿温泉「長寿温泉」の湯。浴室中央の円形の湯船につかる。地元の人たちが「おばんで〜す!」と声をかけて入ってくる。これで「1日22湯」の新記録だ。さらに東北道の黒石IC入口にある宝温泉「宝温泉」の湯に入った。ここは大浴場の内風呂のみ。緑ぽい湯の色。これで「1日23湯」を達成。意気揚々とした気分で青森へ。22時40分、青森駅前に到着。「東横イン」に連泊するのだった。
朝食 | 東横イン おにぎり&味噌汁 |
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8時30分 | 東横インを出発 |
2064湯目 | さんない温泉「さんない温泉」(350円) |
2065湯目 | たらポッキ温泉「鶴ヶ坂の湯」(390円) |
だるま温泉(廃業湯) | |
2066湯目 | 成瀬温泉「極楽湯」(390円) |
2067湯目 | くさぶえ温泉「くさぶえ温泉」(390円) |
2068湯目 | 雲谷温泉「雲谷温泉」(350円) |
2069湯目 | 田代元湯温泉(無料) |
2070湯目 | みちのく深沢温泉「みちのく深沢温泉」(350円) |
2071湯目 | 八甲田温泉「八甲田温泉」(500円) |
昼食 | 八甲田温泉「八甲田温泉」 仙人山菜ラーメン(750円) |
2072湯目 | 雲谷高原温泉「ホテルヴィラシティ雲谷」(500円) |
2073湯目 | 寒水沢温泉「八甲田リゾートホテル」(500円) |
2074湯目 | 城ヶ倉温泉「ホテル城ヶ倉」(500円) |
2075湯目 | 酸ヶ湯温泉「酸ヶ湯温泉」(600円) |
新湯温泉(その他) | |
傘松峠(峠越え) | |
猿倉温泉(時間外) | |
2076湯目 | 谷地温泉「谷地温泉」(400円) |
蔦温泉(入れず) | |
奥入瀬渓流温泉(入れず) | |
2077湯目 | 焼山温泉「十和田市民の家」(300円) |
奥入瀬渓流 | |
十和田湖 | |
滝野沢峠(峠越え) | |
2078湯目 | 温川温泉「温川山荘」(500円) |
沢上温泉(入浴のみ不可) | |
昭和平温泉(入浴のみ不可) | |
2079湯目 | 虹の湖温泉「虹の湖温泉」(200円) |
2080湯目 | 小国温泉「共同浴場」(無料・特例) |
2081湯目 | 板留温泉「丹羽旅館」(500円) |
2082湯目 | 落合温泉「落合共同浴場」(150円) |
夕食 | 落合温泉近くの「オレンジハート」 コンビニ弁当 |
2083湯目 | 大川原温泉「共同浴場」(200円) |
2084湯目 | 温湯温泉「温湯温泉浴場」(180円) |
2085湯目 | 長寿温泉「長寿温泉」(200円) |
2086湯目 | 宝温泉「宝温泉」(300円) |
22時40分 | 青森「東横イン 青森駅正面口」(1泊朝食6090円) |
本日の走行距離数 255キロ | |
本日の温泉入浴数 23湯 |
「東横イン」の朝食 | 青森駅前を出発 | くさぶえ温泉「くさぶえ温泉」 |
雲谷温泉「雲谷温泉」 | 田代元湯温泉の湯 | 八甲田温泉「八甲田温泉」 |
「八甲田温泉」の「仙人山菜ラーメン」 | 雲谷高原温泉「ホテルヴィラシティ雲谷」 | 寒水沢温泉「八甲田リゾートホテル」 |
温川温泉「温川山荘」の混浴露天風呂 | 「オレンジハート」の「おにぎり&お茶」 | 温湯温泉「温湯温泉浴場」 |