温泉めぐり日本一周[281日目]
投稿日:2020年4月5日
「今日はとことん付き合います」
栃尾又温泉「自在館」の朝湯に入る。ここの湯は日本でも有数のラジウム泉。湯から上がると、ご飯、味噌汁、塩ジャケ、スクランブルエッグ、納豆、海苔、青菜の炒め物、漬物、ヨーグルトの朝食を食べ、9時に出発。
栃尾又温泉からは駒ヶ岳の山中に入っていく。
第1湯目は駒の湯温泉。「駒の湯休憩舎」の「混浴風呂」に入る。湯船中央の円筒から湯が勢いよく噴出し、湯船から音をたてて流れ出している。温めの湯なのでなかなか出られず、1時間近くつかっていた。
ここで折り返す。
第2湯目は大湯温泉。日帰り湯の「ユピオ」は定休日なので、「村上屋旅館」の湯に入った。8階の展望大浴場の無色透明の湯につかる。つづいて葎沢温泉に行ったが、廃業湯で入れず。
第3湯目は薬師温泉「ゆーパーク薬師」の湯。ここは大浴場の内風呂のみ。無色透明の湯につかる。露天風呂もあるのだが、今日は女性専用だ。浴室の前はスキー場。その下のソバ畑では白いソバの花が咲いている。
第4湯目は中子沢温泉では「羽川荘」に行ったが、今日は休館日。そこで「老人憩いの家」の湯に入った。ここは内風呂のみで、小さな湯船。無色透明の湯にどっぷりつかる。
小出に戻ると国道17号を南下。魚野川流域の温泉をめぐる。
第5湯目は越後浦佐温泉。温泉旅館の「てじまや」でDRを停めたときのことだ。車が1台やってきた。何と「ゆーゆーさん」ではないか。これで8度目の出会いになる。「ゆーゆーさん」は「今日はとことん、カソリさんに付き合いますよ」と、うれしいことを言ってくれる。ということで、まずは「てじまや」の湯に入る。大浴場、露天風呂ともに、にごり湯だ。次の市野沢温泉は廃業湯で入れなかった。
第6湯目は河原沢温泉「幸栄館」の湯。ここは大浴場の内風呂のみ。無色透明の湯で、女湯との境では水車がまわっている。浴室からは庭園の大きな池を眺める。
第7湯目は六日町温泉「魚とし旅館」の湯。大浴場と露天風呂。無色透明の湯。旅館のすぐわきを魚野川が流れている。
六日町からは国道291号→県道233号で魚野川支流の三国川沿いを行く。
第8湯目は五十沢温泉「ゆもとかん」の湯。ここには男女別の内風呂のほかに、混浴の大露天風呂もある。無色透明のツルツル湯でPH9・4。源泉は50・3度。ここではうれしいゆーゆーさんとの混浴だ。
第9湯目はその奥の畔地温泉「旅館こいし」の湯。大浴場と露天風呂。ともに無色透明の湯。宿には石の置物がたくさんある。ゆーゆーさんは「ここは石屋さんのやってる温泉かな」と言う。なるほど。県道沿いには何軒かの石屋があった。
六日町に戻るころには日が暮れる。
六日町から国道17号で塩沢へ。そこから魚沼丘陵の栃窪峠に向かって登っていく。
第10湯目は栃窪峠下の栃窪温泉。「早稲田屋」で入浴を頼んだ。すると「男湯にしか湯を入れていないので、それでよければどうぞ」と言われた。ラッキー。ということで、ゆーゆーさんとの2度目の混浴になった。ここは内風呂のみで、それも小さな湯船。無色透明の湯。ゆーゆーさんの白い肌は、たちまちきれいな桜色に染まる。それを目の前で見るのだからたまらない。
栃窪温泉は「ゆーゆーさん」にとってはまだ第6湯目なので、何としても10湯を目指そうということになった。
塩沢に戻ると、第11湯目の島新田温泉「金城の里」へ。ここは焼却場を造る見返りに掘った温泉。無色透明の湯につかる。つづいて塩沢温泉「アクエリアス」に行ったが、ここは廃業湯。痛っ。これで「ゆーゆーさん」の10湯達成はきわめて厳しくなった。だが、それでも諦めない2人。
国道17号から大沢峠に向かったところにある大沢山温泉へ。「大沢館」は入浴のみは不可。「大沢山荘」は電気が消えている。最後の望みを託して「高七城」へ。すると入浴OK。ゆーゆーさんと手を取り合って喜んだ。こうして第12湯目(ゆーゆーさんにとっては第8湯目)の湯に入ることができた。ここは内風呂のみ。無色透明の湯。
国道17号に戻ると、国道353号で丸山温泉へ。祈るような気持ちで「ホテル古城館」に行く。
「入浴、させてもらえますか?」
「いいですよ、どうぞ」
といわれたときは、小躍りして喜び合った。
第13湯目の丸山温泉は、ゆーゆーさんにとっては第9湯目になる。
ここも入れるのはひとつの湯船だけということで、今日、3度目のゆーゆーさんとの混浴になった。
今晩の宿、上野温泉「名月荘」に到着したのは20時15分。ゆーゆーさんも一緒に泊まってくれる。女将さんは2人分の夕食を用意してくれた。さっそく第14湯目の「宿湯」に入る。ゆーゆーさんにとっては第10湯目になる。
湯から上がると、「10湯達成、おめでとう!」で、大盛り上り。日本酒が大好きなゆーゆーさんと塩沢の地酒「鶴齢」で乾杯。さらにシャブシャブの夕食を食べながら「鶴齢」を飲んだ。夕食を終えると、女将さんから「鶴齢」の1升びんを1本もらい、今度は部屋での飲み会開始。冷酒を茶碗でグイグイ飲む干した。いつになく饒舌なゆーゆーさん。ほほがほんのり赤く染まっている。「鶴齢」の1升びんを空にしたところで、鄙びた温泉宿での宴会はお開きになった。
朝湯 | 栃尾又温泉「自在館」 |
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朝食 | 栃尾又温泉「自在館」 ご飯、味噌汁、塩ジャケ、スクランブルエッグ、納豆、海苔、青菜の炒め物、漬物、ヨーグルト、グレープフルーツジュース |
9時 | 栃尾又温泉「自在館」を出発 |
2940湯目 | 駒の湯温泉「駒の湯山荘」(500円) |
2941湯目 | 大湯温泉「村上屋旅館」(500円) |
葎沢温泉(廃業湯) | |
2942湯目 | 薬師温泉「ゆーパーク薬師」(600円) |
2943湯目 | 中子沢温泉「老人憩いの湯」(350円) |
2944湯目 | 越後捕佐温泉「てじまや」(600円) |
出会い ゆーゆーさん | |
市野沢温泉(廃業湯) | |
2945湯目 | 河原沢温泉「幸栄館」(500円) |
2946湯目 | 六日町温泉「魚とし旅館」(1000円) |
2947湯目 | 五十沢温泉「ゆもとかん」(500円) |
2948湯目 | 畔池温泉「旅館こいし」(400円) |
2949湯目 | 栃窪温泉「早稲田屋」(500円) |
2950湯目 | 島新田温泉「金城の里」(300円) |
塩沢温泉「アクエリアス」(廃業湯) | |
2951湯目 | 大沢山温泉「高七城」(1000円) |
2952湯目 | 丸山温泉「ホテル古城館」(500円) |
20時15分 | 上野温泉「名月荘」(1泊2食6620円) |
2953湯目 | 上野温泉「名月荘」 |
夕食 | 上野温泉「名月荘」シャブシャブ |
本日の走行距離数 125キロ | |
本日の温泉入浴数 14湯 |
栃尾又温泉「自在館」の朝湯に入る | 「自在館」の朝食 | 「自在館」を出発 |
駒の湯温泉「駒の湯山荘」 | 「駒の湯山荘」の湯 | 越後捕佐温泉「てじまや」 |
「てじまや」の湯 | 河原沢温泉「幸栄館」 | 六日町温泉「魚とし旅館」 |
五十沢温泉「ゆもとかん」 | 「ゆもとかん」の湯 | 畔池温泉「旅館こいし」の露天風呂 |
大沢山温泉「高七城」 | 上野温泉「名月荘」の夕食 |