カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[38]

投稿日:2020年7月9日

中国一周編 28(2017年3月6日)

日本屈指の海岸美

 隠岐の一宮、由良比女神社の参拝を終えると、浦郷を拠点にして西ノ島をまわる。

 西ノ島には島一周の道がないので、それぞれの道の尽きるところまで行く。

 まずは日本でも屈指の海岸美を誇る国賀海岸に行く。海に落ち込む断崖が浸食されて橋のような形になった「通天橋」や高さ257メートルもの大断崖がストンと海に落ちる「摩天崖」を見る。通天橋と摩天崖は国賀海岸のシンボル。島とは思えないスケールの大きな海岸美が、ぼくの目に、強烈に焼きついた。

 国賀海岸の断崖上の草地では、あちこちで放牧されている牛や馬を見る。隠岐の島前ではほぼ4年周期で耕作と放牧を繰り返す「牧畑」がおこなわれていた。おそらく日本でも唯一の例だろう。その名残で島前では今でも牛や馬の放牧が盛んにおこなわれている。

 国賀海岸の眺めを目に焼き付けたところで浦郷に戻った。

浦郷を出発由良比女神社の前を通る国賀海岸にやってきた

浦郷を出発 由良比女神社の前を通る 国賀海岸にやってきた

国賀海岸を見る摩天崖の案内図放牧されている隠岐の馬

国賀海岸を見る 摩天崖の案内図 放牧されている隠岐の馬

赤尾展望台への道赤尾展望台から見る摩天崖。通天橋も見える浦郷から珍崎、焼火山を見下ろす

赤尾展望台への道 赤尾展望台から見る摩天崖。通天橋も見える 浦郷から珍崎、焼火山を見下ろす

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